歴史好き女子の『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

【大阪】1日中いないともったいない!国立民族学博物館

ゴールデンウィークに突入ですね。今年は新型コロナが第5類になって初めてのゴールデンウィークということで旅行を楽しんでいる人も多いようですが、だからこそ私は今回は引きこもりを決め込むことにしました。笑
旅行は好きなのですが、人混みは酔うから苦手なのです・・・。
3月・4月でよく遊んだし、7月辺りにはまた旅に出る予定もあるので、暫くは大人しくします。そろそろ海外にも行きたいなぁと思いつつ、円安が辛いですね。

さて、ブログのネタもため込んでいるので、このゴールデンウィーク改め引きこもりウィークにブログアップもテンポ良くやっていきたいと思います。3月の大阪旅、結構楽しいところ行っているのに全然書いてませんでした。

大阪で世界一周旅行!国立民族学博物館

毎度のことながら行きたいところを決めたら、周辺にあるものなどはノーマークで行く行き当たりばったり旅でしたが、これまた毎度のことながらなんとかなっちゃうんですよね。

今回の場合は太陽の塔が目的地で、まぁ万博記念公園に行ってしまえば他にも何かあるだろう感覚でした。笑
太陽の塔を堪能して、さて何かあるかな、とやっとここで公園内のマップを確認。
そこでまず目に入ったのがこの国立民族学博物館でした。

よく分からないけれど、国立だから規模大きそうだし展示もすごそうという安易な感覚で向かいました。

www.minpaku.ac.jp

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外観立派!正直、期待していた以上に大きな建物でした。国立という言葉に惹かれて来てみたけれど、この段階でどうやら正解っぽいぞ?と思いながらいざ館内へ。

入ってまず目に飛び込んできたのはこちらのカヌー。
展示エリアが地域ごとに分かれていて、入ってすぐはオセアニアの展示でした。
正直、民族系の展示って民族衣装とか、食文化とか、装飾とか、そういうものをイメージしていたのですが、規模が違った。

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その奥にはトーテムポールや・・・モアイ像も!ちょっと待って、情報過多!!

あのモアイ像も!?


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そうそう、モアイ像といえば、今年の3月で私が一番好きだったテレビ番組が最終回を迎えて・・・『日立 世界・ふしぎ発見!』って言うんですけど・・・。
その最終回で、モアイ像のエピソードが出てきていました。実はモアイ像は部族間の争いで倒し合ったり(フリ・モアイ)、災害のためにほとんどが倒れたりバラバラになった状態だったのですが、『世界・ふしぎ発見!』での黒柳さんの「クレーンがあれば倒れたモアイ像を起こせるのに」という一言がきっかけでモアイ修復プロジェクトが発足し、日本人によって修復されたんですよね。
この番組がなければもしかしたら世界遺産になっていなかったかもしれませんね。
因みにこの修復プロジェクトは1991年に始まり、1995年に『ラパ・ニュイ国立公園』として世界遺産に登録されました。

少し脱線しましたが、誰もが知る有名な像から、お土産とかでも似たもの売ってそう?な可愛らしい像まで様々な展示がありました。

可愛い展示もずらり

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この骸骨の人形はいかにもメキシコって感じですよね。ディズニー映画の『リメンバー・ミー』が頭に浮かびました。
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ルーマニアのワイン用瓶。
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植物を編んで作られた模様が可愛いですよね。最初水筒かと思ったらワイン用でした。
普段お酒自体をあまり飲まないので、ワインってソムリエさんのいるちょっといいレストランとかでワイングラスに注いでちょっと気取った感じにワイングラスをくるくる回して香りをかいだり高く持ち上げて色を見たりしてから飲む高尚なイメージがあったので、ちょっと親近感が湧きました。

アフリカ地域の民族衣装。
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暑い地域だから頭を守るようにターバンのようなものを巻いていてゆったりめの服という共通点はあるものの、柄に特徴が出ていますよね。可愛い。

楽器好きにはたまらない展示も

クラリネット吹きが無性にテンション上がった展示がこちら。
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世界各国のリード楽器を集めた展示です。
ダブルリード(有名な楽器だとオーボエファゴットチャルメラとか)が多いみたいですが、クラリネットと同じくリードを使った楽器がこれだけ並べられていると圧巻です。
名前や形、恐らく使われている素材は違いますが、それでも縦に細長くて先が末広がりで、音程を付けるための指で塞ぐ穴が空いていて。素敵!

こちらも圧巻!各国の太鼓。

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こうやって見ると、単純に叩く楽器の太鼓でも、形や大小はさまざまですよね。
そんな中でも和太鼓って結構異色な気がする・・・。面を胴に固定している鋲の打ち込み方とか、作りが凝っているし、長胴太鼓とかは世界の中でも大きい太鼓なんじゃないかな。

他にもギターがずらりと並んでいたり、楽器エリア、楽しすぎでした。

言語も民族の特徴ですね

言語のエリアには世界各国の言語・点字で書かれた『星の王子さま』と『はらぺこあおむし』がありました。
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日本語以外はちょっと・・・いや、全然読めない!笑
表紙のデザインにも特色が出ていて面白かったです。
また、ここには点字を打てる機械が置かれていて、実際にお手本のあいうえお表を見ながら自分で打つ体験が出来ました。
もちろん、ペンとかでさらさらーっと文字を書くのと比べれば、紙に凹凸を付けていくので力もいるし、点字が分からないから見比べながらで時間もかかるけれど、打ったときの音や感触がクセになりそうでした。
思わずアマゾンでこの機械が売られていることを確認したくらいです。笑
まだ買ってはいませんが、そのうち私の部屋にも1台置かれているかもしれません。

アジアの国もクセが強い

さて、アジア地域の展示エリアにやってきました。
オセアニア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカと日本から遠いエリアの展示を見てきたので、他国とはいえ、見たことのあるものも多いだろうし、親しみが湧くかな、と思っていましたが、改めて、アジア圏もクセが強いですね。
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ムエタイの衣装!最近SnowMan推しなので、メンバーの一人がやっているムエタイという単語はよく聞くのですが、衣装を実際に見るのは初めてでした。
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グローブとか少しボクシングに似ているようにも思うのですが、やっぱり違いますね。

中華街とかにありそうな龍を発見。
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やっと他よりは馴染みのあるものが。
とはいえ、他を見てきたからか、色がはっきりくっきりで派手だな!!お祭り観があってこの派手さ、嫌いじゃないです。

なんと、モンゴルのゲルも展示されていました。
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中までは入れませんでしたが、出入り口のところから覗くことはできました。思っていたより中は広くて居心地が良さそう。
キャンプとか好きだからか、ちょっと憧れがあります。ゲル生活。

結局一番クセが強いのは日本かもしれない

日本のお祭りやそれにまつわる仮面などが展示されているエリアもありました。
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有名なねぶたを発見。いつか行ってみたいです、ねぶた祭
大迫力なんでしょうね。

これまた日本遺産の1つ、島根県の津和野今昔の鷺舞!
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こちらも興味のあるお祭りです。
実は今、日本遺産検定3級に向けて勉強中なので、私の中ではとってもタイムリーなものでした。
とはいえ、ここを訪れた時はまだ勉強開始前だったので、後で写真を見返してあ、これこれ!と。笑

これはなんの祭りのだったっけ?京都の五条大橋での牛若丸と弁慶の出会いのシーンですよね。
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祇園祭の山鉾にもこのシーンを表現したものがありますが、デザインが違ったような・・・?
よく見ると陶器で作られていて、面白いなぁと思って撮影した覚えはあるのですが、思い出せません。どなたかご存じの方、教えてください。

お昼は博物館内のレストランで

思っていたより長い間楽しく過ごしてしまって、気がつくとお昼を過ぎていました。
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ここからお店を探すのも面倒だし、博物館内にレストランがあったのでそこで済ませました。ベタにカレーライスをいただきました。
最近ファミレスなどでよく見かけるロボットが運んでくれるシステム。あれ、気を遣わなくていいから有り難いですよね。と、思うのはお一人様大好きコミュ障人間だからかもしれませんね。自分で言っていて悲しくなってきた。

と、いうわけでここからまた公園内を移動して別の施設へ向かったので、それはまたの機会に。