京都に行くと毎回と言って良いほど訪れている壬生に今回も当然のように出没。
今回は京の夏の旅の特別公開をしている所が3カ所も集まっているのだから行かない訳にはいきませんよね!と、言いつつもしなくても絶対行くんですけどね!笑
正直、壬生寺や八木邸、旧前川邸の目と鼻の先に住んでいたので帰省のようなものです。
幕末の有名事件発端の蔵に潜入
発端というと少々違うような気もしますが、土方さんがここで桝屋喜右衛門を拷問して討幕派の志士たちの謀を聞き出していなければかの有名な池田屋事件は起こらなかったかも!?少なくとも元治元年6月5日(1864年7月8日)という祇園祭まっただ中ではなかったかもしれないし、現場は池田屋ではなかったかも?と思うと、やっぱり発端と言いたくなる場所。
いや、公式に京の夏の旅で『池田屋事件の発端』と紹介していたのできっと正解!
旧前川邸さんにある東の蔵に行ってきました。
流石、もともと名家の土蔵。とても立派な建物です。『東の蔵』というだけあって、同じような土蔵『西の蔵』も存在します。
東の蔵の外壁には、新選組がここを屯所としていた当初は長屋門に取り付けられていた出窓がありました。
よく見ると2つの刀傷が。
この格子戸、長屋門に付けられていたものなので、この横を毎日のように新選組の隊士が門をくぐって出入りしていたと思うと・・・浪漫ですね。
刀傷がある側が門のある方かな。
念のために書いておきますが、前川邸の格子戸といえば、総長の山南敬助が切腹の際、恋人の明里と別れを惜しんだというのが有名ですが、取り付けられていた位置的にこれではないです。そして、その格子戸も今は取り外されています。
そういう変化には仕方がないとはいえ、やっぱり当時とは違うんだな、と時代の流れを感じてしまいますね。どうしても。
蔵の出入り口はこんな感じです。扉が4重?とてつもなく分厚いのはここからでも分かりますよね。
中の撮影はNGだったので写真はここまでです。
東の蔵は本来貴重品を保管するために作られたもののため、隣に立っている西の蔵と比べて2年ほど完成が遅れてしまったのだとか。それだけ厳重に作られたのですね。ちなみに西の蔵は味噌を保存するために使われていたとかなんとか・・・。どちらも決して人を拷問するために作られたものではありません!!
東の蔵の1階部分の床には穴が空けられていて、そこに貴重品を入れていたそうです。天井からは綱が垂れ下がっていたのですが、それは貴重品を穴に出し入れするためのもので、決して人をぶら下げて拷問するために設置されたものではありません!(2回目)
2階の窓からは向かいの壬生寺さんや八木邸さんが一望できました。
こちらは隣にある西の蔵です。
こちらは公開されていませんでしたが、扉の造りは同じようだったので、こちらの方が分かりやすいかもと思い撮影しました。
旧前川邸さんの新選組のお店の方も開いていたのでちらりと寄り道。
ここで以前購入したSisiyaさんのブックカバーや御朱印帳入れなどを愛用しているので、今回は何も購入せずにお店をあとにしました。
壬生寺の特別公開と壬生塚に幕末のイケメン登場
壬生寺も久しぶりだな―なんて思いながら(1年も経ってないけど・・・)お参り。
いつ来てもこの光景が好き。
鍛錬している新選組の隊士や子どもと遊んでいる沖田さん・・・ここに来ると妄想が止まりません。笑
今回は特別公開されていたので本堂に入ることが出来ました。
本堂から境内を見るという景色はレアですよね。
建物内は撮影NGだったので載せられるものはないのですが、本堂に祀られている仏像を拝めたり、新選組が描かれた屏風があったり、長曽根虎徹といった新選組に縁のある日本刀が展示されいたりと見所は満載でした。
本堂の横にあるお地蔵さんもここから見られるのはレアだなぁ。
特別公開のチケットに壬生塚も含まれていたので有り難く入りました。
こちらも久しぶりの光景。
・・・なんか前と違う気がする・・・?
近藤さん、相変わらず凜々しいお顔で。
芹沢さんや平山さん、阿比留さんたちもお久しぶりです!!
と、一通りお参りして・・・。
噂の土方さん像いたーーーーー!!!
この土方歳三像が出来てから気になって仕方がなくて、もう来たくて来たくて来たくて・・・なんで私は今あの近くに住んでないんだ、仕事のせいだ!!とよく分からない恨み言を言って・・・
やっと会えましたーーー!!
箱館や日野にある土方さん像と違って、京都にいた頃のイメージで髪の毛を後ろで束ねています。
どんな髪型でもイケメンはイケメン・・・ずるい!
近藤さんと隣同士ではなかったけれど、同じ方向を向いて立っている姿はエモかったです。
土方さん登場前の壬生塚の姿が気になる方は私のブログのタグ『京都旅』を遡っていただくと何かと出てくると思います。来すぎていついつブログに書いたかは定かではありませんが・・・何かと写真がある・・・はず。笑
壬生でもう1軒京の夏の旅で特別公開をしていた新徳寺さんはこの日、開館時間がお昼を過ぎてからとのことだったので、その時間まで壬生から離れて嵐電に乗って別の所を観光していたので、次回は一旦通常の観光記事になります。