歴史好き女子の『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

現代の推しの名前を探しに! 車折神社

京の夏の旅、壬生にもう一カ所特別公開をしていた所があるのですが、私が行ったその日は公開開始時間が12時30分で、かなり待ち時間があったため、一旦近くの四条大宮の駅で嵐電に乗り込んで、今生きている方の推しの名前を見に行きました。

有名人の名前が書かれた玉垣がずらり。車折神社

私の場合、結構新選組好きは友達とか職場の人に知られていて、推し・・・亡くなってるやん・・・って言われることがあるのですが、実は結構ミーハーというやつなので普通に今活躍している人にも推しはいます。笑

以前にブログにライブ記事を書いたBUMP OF CHICKENもそうですし、吉沢亮くんとか今田美桜ちゃんとか大好きなのでドラマとか映画とか見ちゃうし・・・。
今回訪れた理由は上に書いた人達が目的ではないけれど、こちらも新選組とある意味同じくグループ推しです。

と、言うわけで芸能の神様を祀る車折神社に行ってきました。

嵐電の駅からすぐ。

沢山並んでいるなかで、最初に目に付いたのはこのご一行でした。
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こういうのも有りなんだ。笑
実はワンピース、ほとんど読んでないから、アニメも途中までしか見ていないからロビンちゃんまでしか知りません・・・。あとの3人いつ仲間になったの・・・?
顔のイメージも出来ない・・・。

私の目的の人達を見つけました。
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はい、SnowManです。だて様とひーくん!

こちらにはさっくーん!宮田くんと並んでるあたり流石です。仲良すぎ!!
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こんな感じですごく目立つところに並んでいました。
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その周りも見たことのある有名な名前がたくさん。
以前はふっかさんとあべちゃんの名前もあったそうですが、奉納されてから2年経つと入れ替えられてしまうので、今はありませんでした。
実はSnowManは基本的に箱推しですが、一人挙げるとするならあべちゃん推しなので、少し残念です・・・。

一緒にデビューしたSixTONESはみんなで仲良く並んでいました。
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SnowManも皆で仲良く並べてくれないかな。

まったく芸能人ではないけれど、芸能の神様にお参りしてきました。
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お守りもばっちり買って書かれていた方法で拝んできました。
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毎日職場に持って行っているバッグに入れて持ち歩いているので完璧です。
願いが叶いますように・・・。

摩訶不思議な三柱鳥居!?蚕ノ社 

ついでとばかりに、以前から気になっていた蚕ノ社にも行ってきました。
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立派な鳥居・・・ですが目的の鳥居はこちらではありません。
この鳥居をくぐると、急に涼しくなったというか、空気が澄んだというか、神社独特の不思議な雰囲気に包まれました。
丁度参拝していた人と入れ違いになって神社の中に1人だったから、余計にそう思ったのかもしれません。

こちらでも神社にしっかりお参りして・・・。
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なんだか不思議な場所があるな・・・と下りていって見ると・・・
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ありました!三柱鳥居。
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私は初めて見ましたが、やはり全国的にも珍しいそうです。
3方向になっているのは、どこからでも正面から拝めるからとか、鳥居の中心は宇宙の中心とか色々説があるみたいです。
よくは分かりませんが、外界とは切り離されたような雰囲気があって、パワースポットということは間違いありません。
竹柵があるため、近づくことは出来ませんでしたが、沢山パワーをもらった気がします。

時間があるからと、思いつきで向かった2つの神社でしたが、思っていた以上にパワーのみなぎる場所でした。

さて、次回は夏の旅に戻ります。

第48回 京の夏の旅 有名事件発端の蔵と幕末イケメンとの初逢瀬@京都

京都に行くと毎回と言って良いほど訪れている壬生に今回も当然のように出没。
今回は京の夏の旅の特別公開をしている所が3カ所も集まっているのだから行かない訳にはいきませんよね!と、言いつつもしなくても絶対行くんですけどね!笑
正直、壬生寺や八木邸、旧前川邸の目と鼻の先に住んでいたので帰省のようなものです。

幕末の有名事件発端の蔵に潜入

発端というと少々違うような気もしますが、土方さんがここで桝屋喜右衛門を拷問して討幕派の志士たちの謀を聞き出していなければかの有名な池田屋事件は起こらなかったかも!?少なくとも元治元年6月5日(1864年7月8日)という祇園祭まっただ中ではなかったかもしれないし、現場は池田屋ではなかったかも?と思うと、やっぱり発端と言いたくなる場所。
いや、公式に京の夏の旅で『池田屋事件の発端』と紹介していたのできっと正解!

旧前川邸さんにある東の蔵に行ってきました。

流石、もともと名家の土蔵。とても立派な建物です。『東の蔵』というだけあって、同じような土蔵『西の蔵』も存在します。

東の蔵の外壁には、新選組がここを屯所としていた当初は長屋門に取り付けられていた出窓がありました。

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よく見ると2つの刀傷が。
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この格子戸、長屋門に付けられていたものなので、この横を毎日のように新選組の隊士が門をくぐって出入りしていたと思うと・・・浪漫ですね。
刀傷がある側が門のある方かな。
念のために書いておきますが、前川邸の格子戸といえば、総長の山南敬助切腹の際、恋人の明里と別れを惜しんだというのが有名ですが、取り付けられていた位置的にこれではないです。そして、その格子戸も今は取り外されています。

そういう変化には仕方がないとはいえ、やっぱり当時とは違うんだな、と時代の流れを感じてしまいますね。どうしても。

蔵の出入り口はこんな感じです。扉が4重?とてつもなく分厚いのはここからでも分かりますよね。
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中の撮影はNGだったので写真はここまでです。
東の蔵は本来貴重品を保管するために作られたもののため、隣に立っている西の蔵と比べて2年ほど完成が遅れてしまったのだとか。それだけ厳重に作られたのですね。ちなみに西の蔵は味噌を保存するために使われていたとかなんとか・・・。どちらも決して人を拷問するために作られたものではありません!!
東の蔵の1階部分の床には穴が空けられていて、そこに貴重品を入れていたそうです。天井からは綱が垂れ下がっていたのですが、それは貴重品を穴に出し入れするためのもので、決して人をぶら下げて拷問するために設置されたものではありません!(2回目)

2階の窓からは向かいの壬生寺さんや八木邸さんが一望できました。

こちらは隣にある西の蔵です。
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こちらは公開されていませんでしたが、扉の造りは同じようだったので、こちらの方が分かりやすいかもと思い撮影しました。

旧前川邸さんの新選組のお店の方も開いていたのでちらりと寄り道。
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ここで以前購入したSisiyaさんのブックカバーや御朱印帳入れなどを愛用しているので、今回は何も購入せずにお店をあとにしました。

壬生寺の特別公開と壬生塚に幕末のイケメン登場

壬生寺も久しぶりだな―なんて思いながら(1年も経ってないけど・・・)お参り。

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いつ来てもこの光景が好き。
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鍛錬している新選組の隊士や子どもと遊んでいる沖田さん・・・ここに来ると妄想が止まりません。笑

今回は特別公開されていたので本堂に入ることが出来ました。
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本堂から境内を見るという景色はレアですよね。
建物内は撮影NGだったので載せられるものはないのですが、本堂に祀られている仏像を拝めたり、新選組が描かれた屏風があったり、長曽根虎徹といった新選組に縁のある日本刀が展示されいたりと見所は満載でした。

本堂の横にあるお地蔵さんもここから見られるのはレアだなぁ。
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特別公開のチケットに壬生塚も含まれていたので有り難く入りました。
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こちらも久しぶりの光景。

・・・なんか前と違う気がする・・・?
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近藤さん、相変わらず凜々しいお顔で。
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芹沢さんや平山さん、阿比留さんたちもお久しぶりです!!
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と、一通りお参りして・・・。

噂の土方さん像いたーーーーー!!!
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この土方歳三像が出来てから気になって仕方がなくて、もう来たくて来たくて来たくて・・・なんで私は今あの近くに住んでないんだ、仕事のせいだ!!とよく分からない恨み言を言って・・・

やっと会えましたーーー!!
箱館や日野にある土方さん像と違って、京都にいた頃のイメージで髪の毛を後ろで束ねています。
どんな髪型でもイケメンはイケメン・・・ずるい!
近藤さんと隣同士ではなかったけれど、同じ方向を向いて立っている姿はエモかったです。

土方さん登場前の壬生塚の姿が気になる方は私のブログのタグ『京都旅』を遡っていただくと何かと出てくると思います。来すぎていついつブログに書いたかは定かではありませんが・・・何かと写真がある・・・はず。笑

壬生でもう1軒京の夏の旅で特別公開をしていた新徳寺さんはこの日、開館時間がお昼を過ぎてからとのことだったので、その時間まで壬生から離れて嵐電に乗って別の所を観光していたので、次回は一旦通常の観光記事になります。

 

第48回 京の夏の旅 現役太夫のいる置屋 輪違屋@京都

やっと今回の京都旅のメイン『京の夏の旅』で特別公開していた所の話を書きます。

ja.kyoto.travel

昨日で全ての特別公開、終わってしまいましたね。今回のテーマが『新選組結成160年&世界遺産』で、ポスターやリーフレットにも新選組といえば・・・なだんだらの羽織がデザインされ、新選組好きには嬉しすぎる夏でした。

花街の名残 島原大門

特別公開されているところを目指して最初にやって来たのは島原大門でした。

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新選組の面々もここを通って足繁く島原に通っていたのかと思うと、なんだかここを通れば幕末にタイムスリップ出来てしまうのではないかと思わせられる場所です。
まぁ、くぐってすぐの場所に現代的な建物や車などがいつも見えるので、ロマンもへったくれもないのですが、そこは得意の妄想で補います。笑
当時の女性にとっては決して楽しい場所ではなかったのかもしれませんが、本か何かで島原は江戸の吉原と違って一般の女性も入れる時があったとかなんとか。

一応書いておくと、ここ島原は太夫を初めとした芸妓さんのいる花街で、三味線などの楽器演奏や舞など、芸を売るところ。江戸の吉原は遊郭なので花魁をはじめとした遊女が色を売る場所。同じように見えて全然違うんですよね。

太夫は芸を売る芸妓さんの中でもトップだから、あらゆる事が一流で、学もあり、どんなお客さんとでも話を合わせられるくらい幅広い知識を持っているのだそうです。同じ女性としても憧れてしまいますよね。

置屋 輪違屋

開館とほぼ同時刻に輪違屋さんに到着しました。
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今も太夫がいて、普段は営業をしているため、一見さんお断りということもあって私の様な一般人は入ることが叶わない所ですが、『京の夏の旅』パワーでこの期間だけは入れちゃいました。

現在はここでも宴会を出来るお部屋があるのですが、幕末当時は宴会会場となる揚屋さん(この近くに建物が残っている角屋さんとかですね)に芸妓さんを派遣する置屋業を営んでいたため、ここに新選組や志士たちが訪れたことはない・・・はず。

それと、これは知らなかったのですが、幕末の頃は『養花楼(ようかろう)』という名前で営業していたそうです。だから、近藤さんたちはここを『養花楼』として認識していたということで・・・もし歴史小説などで幕末に『輪違屋』と書かれていたら正確には間違いということになるみたいです。
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入ってすぐの所の額で当時の名前を確認できました。
輪違屋』という名前は、ここでもお客さんを呼んで宴会を開くようになる際、『養花楼』という名前はあまりよろしくないということで、ここのマークみたいなものをそのまま名前にしたそうです。

1階にあるこちらの座敷でボランティアさんのお話を聞きました。
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畳に所々蝋燭の蝋が落ちていたのですが、それはここで太夫と初めてのお客さんが顔合わせのような儀式をするそうで、その時に垂れたものだそうです。
本当に現役で使われているんだなぁ、とドキドキ。

輪違屋のお庭に何故かマリア灯籠(キリシタン灯籠)がありました。
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ぱっと見普通の灯籠のように見えますが、下の方を見ると実はマリアの姿が刻まれています。表だってキリスト教のお祈りが出来なかった時代に、カモフラージュされたマリア灯籠を拝んでひそやかに信仰を守っていた時のものだそうです。
ただ、何故ここにマリア灯籠があるのかはよく分からないそうです。

輪違屋の縁側、凄くないですか!?
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普通、屋根を支えるために所々柱は立っているものなのですが・・・全くない!!
お庭を楽しむための工夫なのでしょうが、今でも屋根を支え続けているその技術が凄いですよね。

襖には書状が貼られていました。
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これは、芸妓さんたちが馴染みのお客さんに書いた手紙の練習だそうです。
実際送っていないものでこの達筆・・・実際に送られた手紙はどんなものだったのか気になります。

私がここに来たかった理由の1つはこちら。
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新選組 局長 近藤勇の書です。やっと本物が拝めました。
霊山歴史館でレプリカを見たり、本では何度も見た覚えがあるのですが・・・やっと!!
しかもそんな貴重な本物がガラスを隔ててではなく、低めの竹で作られた柵があるだけで目の前にあるって凄くないですか!?
ただ、近藤さんは先ほども書いたとおり、ここを訪れた事はないはずなので、何故かこれがここにあるのかは謎です。

超有名太夫 吉野太夫の書もありました。
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飛鳥川 淵は瀬となる 世なりとも 思ひそめてむ 人は忘れじ」と書かれているそうです。
恋の詩ですね。こちらも普通に床の間にかけられていました。完全に同じ空間にこんな貴重なものがあって良いのでしょうか!?とこちらが勝手に不安になるレベルで至近距離で見ることができました。

もちろん2階も見学OKでした。
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ただ、写真は1階のみOKだったので、撮れたのはここまでです。
暖簾にも輪違屋の記号がついていて、可愛らしいですよね。
2階には太夫の控えの前と、それから写真ではよく見かける傘の間、紅葉の間がありました。傘の間のあの傘の柄は、本物の傘から剥がして使われているとか、紅葉の間は本物の紅葉を壁に埋め込んで型を取り、乾いてからそこに色を塗っているため葉脈まではっきり残っているとか、実物を見ないと分からないことだらけでした。
行って良かった。大満足です。

角屋と島原住吉神社

輪違屋を出て次の目的地へ(まぁ壬生なんですけど)へ向かうついでに少し寄り道。

唯一現存の揚屋建築の角屋さんです。
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こちらも今回の京の夏の旅の特別公開に入っていたのですが、私が行ったときにはもう期間が終わっていました。

こちらは過去に何度か入ったことがあるので、その時のブログを1つリンク貼っておきます。

kurohirame.hatenadiary.com

前回行ったの、こんなに前ではなかった気がするのですが・・・ブログを書いたり書かなかったり結構いい加減なのでこれしか見つけられませんでした。
別のブログで更新していた時のものを移したので、写真が小さいですが良ければこちらも見てみてください。

島原住吉神社にもご挨拶。
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お祭りが近いのか、いつもはない幟旗が立っていて、近くの電柱などにもくくりつけている人がいました。

こちら側にも島原への出入り口の西門があったそうなのですが、今は見る影もなく石碑で説明があるのみです。

さて、次は特別公開している所が3つ並んでいる壬生へ向かいます。
実は数年前までは壬生に住んでいて、友達が島原の近くに住んでいたので、よく歩いた懐かしいルートです。(どちらも今は住んでいないから言えること。笑)

と、言うことで次回は壬生の特別公開のどれかを紹介します。

#京都 #新選組 #輪違屋