歴史好き女子の『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

京都に行きたい病発症中

今年のゴールデンウィークはどこに出かけるでもなく過ぎ去り…旅行好きにはとても辛い連休となりました。

それも新型コロナウイルスが落ち着くまで…と耐え忍んでいるところです。

ブログを見ると旅行したくなるので、見ないようにしていましたが、あ、3月初めの旅ブログまだ書いていない…と思い出してやってきた次第です。

これから書く記事は決して最近のものではなく、3月初めのまだ緊急事態宣言も出ていない、こんなに大変なことになるとは思ってもみなかった頃の話なので悪しからず。

たぬきを探して山登り

 3月8日、若干雨も降る天気の悪い中、京都でたぬきを沢山見られる場所があると知り、行ってみました。

スマホのマップを頼りにバスで向かうと…あれ、ここ、去年末に来た気がする。笑

kurohirame.hatenadiary.com

詳しくはこのブログをご参照ください。

 

まさか、こんなにすぐ再び訪れることになるとは…。

だからいつもちゃんと調べてから行きなさいと自分に言い聞かせているというのに…。

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折角だから今回は石碑をそれぞれアップで撮ってみました。

前回行った詩仙堂さんや八大神社さんの前を通り過ぎ…ここから思った以上に長い坂道でした。

狸谷山不動…院!?

 ひたすら歩いてようやくこんな看板が見えてきました。
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やった!!やっと着いた!!と思ったのですが…あれ、よく見ると『祈祷殿』と書いてある…?

そこにある建物も、私が思っていた建物とは似ても似つかない…あれ?
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どうやらここは、書いてあったとおり、交通安全を祈るために車で来られるよう建てられた狸谷山不動院の『祈祷殿』だったようです。

やっと着いたと思ったのに。どうやらまだまだ山を登る必要がありそう…。

ここに来る前にも結構歩いていたこともありガッカリしましたが、ここまで来て諦める私ではありません。
気合いを入れ直して坂道の続きを歩き始めました。

道中ぽんぽこ祭り!!

 気を取り直して歩き始め、すぐに気がついたのですが、あの到着したと思った『祈祷殿』…中間地点ですらなかった!!

目の前には果てしない坂道が続く続く…。

何かで気分を紛らわせつつ登らねば…とこういう時だけ起動させるポケモンGOのアプリを開くとポケストップを発見!!
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道端に立っていたたぬきがポケストップになっていました。むしろポケストップでなかったら気づかなかったくらい小さくひっそりと…。

 

そしてもう少し登るとあ、見えてきました!!
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写真でも見たことがある信楽焼のたぬきの集団!!
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1つ1つ違う表情、形、色のたぬきがずらり。どうやってここに集まってきたのでしょう?

 

さて、ここからは階段地獄です…。
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足の疲労感がマックスなところで更に追い打ちをかけるように階段…。思わずマジか…と絶句しました。

 

でも、途中途中、こんな風に七福神の像と信楽焼のたぬきがコラボしていたり…
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今どの辺りまで登ってきたのか階段数を教えてくれるたぬきがいたりと目が楽しかったです。
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段数を結構細かく刻んでくれるたぬき達。笑

ここまででかなりの数のたぬきを見てきたので、本物が混ざっていても気づかない気がする。笑

 

迎え大師が見えてきたので階段ももう少しかな?
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なんて気分的に余裕が出てきたので、視界も広がってきたのか、楽しいたぬきがいろいろ目に入ってくる。
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このもたれかかって横向いているたぬきとか結構お気に入りです。

もし今後行かれることがある際はぜひ探してみてください。

 

…と、余裕をぶっこいていたら現実を突きつけてくるたぬき…。
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まだ半分…だと?


そう思って前を向くと、目の前にそびえる階段が…あ、マジか…(2回目)
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それでもこの階段を登り切ってやっとこさ到着…ではないんだなぁ…これが。
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それでも本堂が見えたので再び余裕が出てきました。

ちなみにこちらは三社明神堂。衣・食・住の神として享保年間木食上人により勧請祭祀されたものだそうです。

その三社明神堂の前でなんか可愛いたぬきを発見!!
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女の子たぬきに…周りのたぬきは子ども!?それとも逆ハーレム状態!?笑

 

大丈夫かぁ!?救助必要かぁ!?と思わず掘り起こしたくなるくらい埋もれているたぬきもいました。
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ただ、当のご本人は余裕顔で横たわっています。笑

さて、ここからがラストスパートです!!

 

こちらは宮本武蔵が修行を行ったという滝。
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慶長9年(1605)、武蔵が吉岡清十郎一門数十人を迎えて山麓「下り松」で決闘に臨むにあたり、この滝にうたれ、修行の末ついに不動尊の右手に持する降魔の利剣の極意を感得した。敵への憎悪ではなく、己の恐怖、煩悩に打ち克った事を悟ったのである。自信を得た武蔵は悠然と山を下り吉岡一門を一撃のもとに倒した。現在という話が残っているとか。今は滝行はできないけれど己の煩悩を洗い浄める滝で、身・口・意を浄化して不動の活力を授かろうと訪れる方も多いみたいです。

 

やっとメインの舞台が見えてきました。
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この舞台をめがけてまだ密かに登っています。笑

沢山のお地蔵さんの前を通って…
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よし、ほんとのほんとにラストスパート!!
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登り切ると、こんな修験道みたいなたぬきがお出迎えしてくれました。
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まずは本お参り…。中は撮影NGなので悪しからず。

 

舞台からの景色はすごい木に覆われているけれど、遠くに見える町並みからしてかなり頑張って歩いて登ってきたなぁという達成感と、またこの道のりを歩いて下りなければならないのかぁ…という絶望感を与えてくれました。
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歩いてきた道もこんなに遙か下に見えるや。

 

舞台の上から
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横からと色々な角度から撮ってみました。笑
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清水の舞台とはまた違った風情。頑張って登ってきた甲斐がありました。

ステキ!!御朱印帳もたぬき祭り!!

 舞台横に社務所があり、そちらで御朱印をいただこうと立ち寄ったのですが…

御朱印帳があまりにもステキすぎて思わずそちらもいただいてしまいました!!

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世の中に色々なデザインの御朱印帳が出回っているとはいえ、これだけたぬきがデザインされた御朱印帳は他にないのではないだろうか…。それに目立つ赤!!

きっと他のお寺で御朱印帳を預ける機会があっても間違えないだろう!!と一目惚れでした。

 

御朱印は2種類いただきました。
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こちらは御朱印帳に書いていただいたもの。『狸』に髭が生えてる!!可愛い!!そしてこういう気遣い嬉しい!!

 

そしてもう1つは書き置きで金色の紙に書かれたもの
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すごい存在感!!笑

天気や時期もあって、参拝の方も少なかったからか、社務所でゆっくり過ごさせていただけて、受付に立っておられた方に色々と教えてもらえて、とても有り難いひとときを過ごせました。

新型コロナウイルスが落ち着いたらまた頑張ってあの坂と階段を上ってでも行きたい場所です。

 

最後に狸谷山不動院さんのHPを紹介しておきます。

www.tanukidani.com