今年最後のお花見に行って来ました。
山奥の少々辺鄙な場所にそびえ立っているいる、とっても有名な桜、『醍醐桜』のもとへ。
車で向かっている最中、土砂降りと雷に襲われて不安でしたが、着いた頃には止んでいました。
ナビに変な所へと案内されたり、駐車場に入るまで長蛇の列で動けないでいたりしたのが功を奏したかもしれません。笑
実は・・・初めて生で見ました。
写真やテレビではよく見るのですが・・・なにせ中々気合いを入れないと行けない場所にあるもので・・・。
樹齢1000年の桜・・・こんなに立派なのかと驚きました!!
枝振りも素敵です。
醍醐桜はヒガンザクラの一種、アズマヒガンで、花は小ぶりでとても可愛らしいです。
新日本名木100選にも選ばれた桜なのです!!
伝説では、元弘ニ年(1332年)後醍醐天皇が隠岐配流の際にこの桜を見て賞賛したらしく、『醍醐桜』という名前になったそうです。
因みに、醍醐桜に来るまでに『大勢坂』という場所があるのですが、そちらは地元の人が総出で後醍醐天皇を見送ったからそう名付けられたのだとか。
後醍醐天皇が植えたと思われている方もいるみたいですが、そういうわけではないのです。
そうそう、この桜、過去に大河ドラマにも登場しています。
『新選組!』の前の作品、『武蔵』で主人公の宮本武蔵が今の岡山県出身という事で(諸説あるのですが、この作品では岡山出身になっていました)武蔵が幼い頃を振り返ったシーンの桜の木がこちらです。
夕日が当たった醍醐桜は感動もので、その場にいた人たちから思わず「おおっ」と声が漏れていました。
写真で伝わらないのが申し訳ない・・・。
ライトアップされた醍醐桜。
ライトアップの時間までは粘ったのですが、実は雨が少し降ったり止んだりで身体が冷えてきたのと、真っ暗になるまでいると家に着くのがかなり遅くなってしまいそうだったので暗くなりきる前の様子です。
それでもとても幻想的でした。
この辺り、あまり来たことがなかったので、こちらも今が見頃のカタクリの花の群生地や岩井畝の桜、他にも色々と行きたい所はあったのですが、寝坊して昼からしか出かけられなかったので残念でした。
また今度、ですね。