前日とは打って変わって良い天気。
この日(2/20)はまだ行った事のない場所に行ってみようと、福岡県の東の方を訪れました。
西小倉駅から…小倉城の入り口はどこだ!?
博多駅から電車に揺られて暫く。西小倉駅で下車しました。
月曜日の通勤・通学ラッシュでしたが、タイミングが良かったのかこちら方面の電車はもともと込まないのか、ずっとのんびり座席に座ってうたた寝しながらの電車旅でした。
西小倉駅を出て大きな道を真っ直ぐ歩くと、すぐに小倉城の一部らしき石垣とお堀を発見!!
…しかし、ここから入れそうな道は見当たらない…。
お堀に沿って歩いていると、入れそうな場所を発見しました。
…よっしゃー!と入ってみるも、どうやらここは神社のようで、しかもお城の方に行く中の道はなさそう…?迷い込む前に引き返そうと再びここから外へと出ました。
流石お城。攻めにくいように出来ていますね。(私が方向音痴すぎるだけ…?)
お堀を一周する覚悟で再び道を歩いていると、ちらりと天守閣が見えました。
これでなんとか辿り着けるかもしれない!!
方向は間違えていなかったと少し自信を持てました。
有名将軍の居住跡発見
その途中に日本史の有名人、乃木希典将軍の居住地跡を見つけました。
乃木将軍は某アイドルの名前も影響して東京の坂の名前になっているイメージが強いですよね。
幕末の慶応元年(1865年)にあった第二次長州征伐では小倉戦争に参加していて、奇兵隊の山縣有朋のところで戦って小倉城に一番乗りで攻め込んだし、明治8年(1875年)には熊本鎮台歩兵第14連隊長心得として小倉に赴任しているし、生まれは江戸(だったかな)だけど、親が長州の人か何かで子どもの頃から下関辺りに住んでいたからか、何かと小倉に縁がある人ですね。
多分この石碑は明治なって赴任してきたときのかな。
あまり詳しくなくても少し歴史をかじっていると、ただ歩いているだけでもこういう発見があってとても楽しいです。
いよいよ小倉城内に潜入
やっと天守閣に近づけました。
和傘が均等に並べて飾られていて、お城と青空に映えていい感じ。
やっとお城の敷地内に入ることが出来ました。
和傘の飾りが凄い!!
一体何個設置されてあるんでしょう?色や柄、大きさも様々で可愛い。
いざ、天守閣の中へ。
入ってすぐのコーナーは小倉城の年表と人形で当時の様子が分かる展示。
建物の中は結構撮影OKな場所も多くて、体験型の撮影スポットなんかもありました。
軍議に参加出来たり…
流鏑馬体験が出来たり。
ゲームセンターみたいな大がかりなパネルと機械がありました。
お城の中というよりもアミューズメントパーク感があって楽しい。
こちらは故障中みたいでしたが、御駕籠に乗って揺れを体験できるものも。
ただの展示だけではなくてかなり楽しい。
子ども連れでもよさそうですね。
小倉城のゆるキャラ、とらっちゃ。
めっちゃ可愛くないですか?
天守閣再建50周年を記念して誕生したそうです。
あとで紹介しますが、天守閣内に展示されている『迎え虎』と『送り虎』の絵をモチーフにしていて、おでこには小笠原家の家紋が入っています。
毎月第4土曜日の「とらっちゃの日」には、なんと城内で実物に会うことができるそうです。なんと羨ましい!!
石を肩でかつぐ体験も出来ました。
…肩外れるかと思った…。
前日のBUMP OF CHICKENライブで腕を振りすぎたせいか、単に私が非力なだけか…。
皆さんもぜひ行って試してみてください。
こちらがとらっちゃのモデルの1つ、『迎え虎』の絵です。
大迫力!!迎え入れてくれているのか警戒されているのか…。
小倉城天守の1/30サイズの復元模型もありました。
これならお城の全貌がよく分かります。
さぁ、階段を上がっていくと、下の階とはまた違う展示が。
宮本武蔵!!
私が岡山生まれだからか、岡山出身(という説のある)宮本武蔵には詳しくないけれど反応してしまいます。
そうか、宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した巌流島はこの近くですね。
今回は時間がなくて行けませんでしたが、今度はゆっくり島にも渡ってみたいです。
天守からの景色。
近くにビルが建っているし、遠くまで見渡せるわけではありませんが、天守の最上階から見る景色はいつも格別。
天下人になった気分になれますよね。
最上階にも沢山の和傘の飾りがありました。
本当にカラフルで楽しい。
お城の敷地内の方を見ると、こちらにも和傘がありました。
この景色、大河ドラマの『八重の桜』の時のオープニングを思い出しました。
かなり木に隠れてしまっていますが、大勢の人が広い草原のようなところで和傘を開いていくシーン。(分かる人いますか?)
こちらが『送り虎』です。
正面を向いている『迎え虎』も格好良かったけれど、こちらも格好いい。
天守内、本当に楽しかったです。
小倉城の敷地内は外もすごい
天守閣を出て、外もふらふら散策しました。
天守の天辺から見たところを下から見ると、また良い。
天守と和傘の素敵なコラボレーション。
なんとここで宮本武蔵と佐々木小次郎にも出会えました。
こんなところで決闘してはる~!
こちらには明治8年の旧第十二師団司令部の正門跡が残っていました。
これは当時のものらしく、あの軍医で文豪としても有名な森鴎外も2年10ヶ月ほどここを通って登庁していたそうです。
ちなみに、城内には『舞姫』という名前の桜が植えられていました。
森鴎外生誕150周年を記念して植えられたそうです。
門のすぐ横には大砲が置かれていました。
こちらには白洲燈台も。
これは記念塔で、幕末期の庄屋で灯台の建設に一生を捧げた岩松助佐衛門という人を偲ぶとともに水難救助のため尽くした功績を後世に伝えるために建てられたそうです。
御城印★
最近少しずつ集めている御城印も無事ゲットしました。
沢山種類があって悩みましたが、今回はこちらの2つをいただきました。
天守閣の入場券を見せると帰る登城した人だけがゲット出来る御城印。
そして、こちらはデザインがかっこよくてゲットしてしまいました。
ここで続日本100名城のスタンプももらえました。
実は似たようなスタンプを間違えて天守閣で押してしまって少々押印欄が汚いことになってしまっているので、ここには載せないでおきます(>_<)
この周辺も面白そうな場所が色々あったのですが、この日は予定が忙しかったので先を急ぎました。