歴史好き女子の『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

異国情緒溢れるレトロ町 門司港

タイムスリップ気分 門司港駅

前から行ってみたいと思っていた門司港にやって来ました。

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電車を降りた瞬間、本気でタイムスリップしたかと思いました。
レトロという言葉がピッタリ。大正とか昭和初期とかその辺りの時代のイメージかな。
着物を着てくれば良かったと少し思ってしまいました。

駅のホーム全体を撮ると、電車が蒸気機関車に見えてくる…気がする。
f:id:kurohirame:20230223130831j:image数年前に流行った鬼滅の刃の世界みたいです。
背景のビルが勿体ない。

ここが終着点のようです。
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駅の外に出ました。
門司港駅の駅舎もレトロで素敵すぎませんか?
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私はタイムスリップしただけではなくていつの間にかヨーロッパのどこかの国に移動したんでしょうか。
空間の感覚がバグる!!

○○の叩き売り発祥の地!?

駅から歩いてすぐの所にこんな石碑を見つけました。
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バナナの叩き売り発祥の地』!
なんだそれは!!笑
横の説明書きには
『昔しを偲べば、大陸、欧州、台湾、国内航路の基幹と、九州鉄道の発着の基地点として大いに発展した、ここ桟橋通は往昔の絵巻の一こまとして、アセチレンの灯の鈍い光の下で、黄色くくれたバナナを戸板にならべ、だれとはなしに産まれ伝わる名セリフは大正初期~昭和十三、四年頃まで不夜城を呈し、日本国中の旅行者の、目を楽しませた。バナナの叩き売りの風情は門司港のこの地桟橋通り附近を発祥の地と由来せし。』
と、当時の活気ある様子の写真とともに書かれていました。

ランチは有名建築で門司港名物焼きカレー

r.gnavi.co.jp

ランチはここで食べると決めていました。
旧門司三井倶楽部内にあるこちらのお店です。

建物は生憎耐震工事中でした。f:id:kurohirame:20230223130842j:image

ここはあのアインシュタインが宿泊したことでも有名な建物なのですが、工事中の今はレストラン部分は開いているものの、アインシュタインのお部屋などは見ることができませんでした。残念…。
今度はアインシュタインのお部屋が見られるときに着物を着て行こうと新しい目標ができました。

気を取り直して。
私が注文したのは門司港の名物、焼きカレー
f:id:kurohirame:20230223130849j:image瓦を模した器に入っているのがまたおしゃれ。
丁度お昼時でお客さんがたくさんいたので、中の様子は写真を撮っていませんが、床には絨毯が張られて洋風のアンティークな椅子や机が並べられた空間で少し和の雰囲気が混ざった洋食を食べる…。
大正のイメージそのまま!
好きな世界観でランチという幸せタイムでした。
肝心の焼きカレーの味は、チーズたっぷりのカレーライスという感じで、美味しくないわけがない!!

デザートはバナナの叩き売り発祥の地ということで?バナナのゼリーでした。
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バナナが入ったゼリーって初めて食べました。なんでもっと浸透しないんだろう?と思うくらい美味しかったです。

煉瓦造りの不思議建物 旧大阪商船

この辺りは少し歩くと洋風のレトロな建物があるので、散策にうってつけです。
しかも無料で入れてしまうという贅沢さ。
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こちらは旧大阪商船の建物です。
八角形の展望台みたいなところがとてもおしゃれです。

建物の中には昔の金庫が置いてあって、自由に触って解錠チャレンジが出来ました。
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手順は書いてあるのでその通りにすれば開くのですが…これが結構難しい!!
テレビ番組で開かずの金庫を開けている人のすごさを知りました。
かなり苦労したあげく、なんとか私も開けることが出来ました。
中は昔の金庫のイメージ通り、中に木の仕切りというべきか、引き出しとかありました。
是非チャレンジして自分の目で確かめてみてください!

金庫の上にはレトロなポスターが掲示されていました。
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こういう色合いも好きだったりします。
デザインも可愛い。

旧大阪商船を出てすぐに有名な橋、ブルーウィングを渡って、次の建物を目指しました。

f:id:kurohirame:20230223130907j:image橋からも漂う異国感。

赤煉瓦のシンメトリーな建物 旧門司税関

橋を渡ってすぐの大きな建物へと向かいました。
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昭和初期まで税関庁舎として使われていた建物だそうです。
元々は明治45年に建てられたのですが、当時のものは焼失してしまっていて、今建っているのは再建されたものらしいです。

中も見事に煉瓦!!
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日本でここまで全面的に煉瓦が使われている建物は珍しいかもですね。
少なくとも私はあまり見たことがありません。

2階にあった謎空間。
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ここにも2階に謎空間。
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本当に再建?笑

天井に使われている木は確かに新しそう。
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こうして見ると建物の大きさがよく分かりますね。
私が訪れた時は丁度ひな祭りが近くて(2/20)沢山のアンティークなお雛様が飾られていました。

外は洋風中は中国?大連友好記念館

旧門司税関の向かいにも煉瓦造りの建物がありました。
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大連友好記念館です。
外観は西洋風の建物ですが、中には休憩所と中華のお店があります。
この日はお店の方は貸し切りになっていました。人気なんですね!

ここにも入ってすぐの所にお雛様が飾られていました。
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休憩所の奥にはこんなフォトスポットが。
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ちょっとシャーロックホームズのお部屋イメージっぽいと思ったのは椅子の横にあるトランクのせいでしょうか?笑

門司港の風を感じながら散策

この景色、本当に海外。
ここに来て何度思ったことかというレベルだけど本当に何度も思ってしまう。
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メインの観光スポットを少し外れて面白い建物を見に行きました。
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三宜楼です。
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昭和6年に建てられた現存する九州最大級の料亭だそうです。
百畳間という大広間を見ることができるらしいのですが、なんと月曜日はお休み。
泣いた…。

中心地の方に戻ってくると、このようなオブジェを見つけました。
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こういうのが似合うのいいですよね。

いざ、関門海峡へ!

今回の旅、メインだらけなのですが、その1つに向けて歩き始めました。
やってみたいと思っていたことがあって。
それは、歩いて九州から本州に渡ること!

遊歩道らしき道を歩いていると、関門大橋が見えてきました。
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公演のような所には門司関跡と書かれた石碑が。
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ノーフォーク広場にも寄り道。f:id:kurohirame:20230223131002j:image

そのすぐ側にはポケモンのマンホールを発見しました。
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トロピウス可愛い。

門司駅の周辺から結構よりがありましたが、気になるところがいろいろあって寄り道しながら歩いていたら意外とあっという間でした。
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飽きることなく歩ける楽しい散歩コース♪

関門大橋の麓に神社がありました。
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神社からの関門大橋。
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向こう側が本州・山口県です。
こうしてみると近い!!歩けるわけだ。

鳥居と関門大橋も素敵。
f:id:kurohirame:20230223131021j:imageさぁ、いよいよ本州に向けて歩きます。
関門大橋は歩けないので、海の底を歩くのです!

長くなったのでその様子は次のブログで。