歴史好き女子の『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

初日の出2022

遅ればせながら、2022年になりましたね。
今年は完全に寝正月でした。箱根駅伝を初めてまともに見たのではないだろうかと思うくらい家でゴロゴロしながら過ごしていました。

正直、昨年は11月の下旬辺りから立て続きにショックな事があり、いっそのこと記憶喪失にでもなればいいのになぁ、なんて思っていました。いや、まだあまり立ち直れたとは言えません。そんなわけで新年のご挨拶が出来ないですが…今年は少しでも明るくなれる年になれば良いなぁと願っているところです。

 

さて、そんな感じで気持ちを2021年に残したままの様な状態の私ですが、初日の出を見に行くくらいは許されたい…と行ってきました。
正直、家や宿泊先から初日の出を見ることはあっても、わざわざ初日の出を見に行くというのは初めてのことでした。それくらい、少々強引にでも気分を上に向けていきたいのです。

そんなわけで瀬戸大橋の見える鷲羽山展望台に上ってきました。

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私たちが展望台の駐車場に着いたのは6時半頃だったと思うのですが、既に車でいっぱいの状態でした。なんとか駐車出来て良かった。
朝日が出そうな場所に丁度雲がかかっていたので、綺麗に見られるかな?とそわそわしながらその時を待ちました。

7時20分頃だったかな?日の出じゃーーーーーーー!!!
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一斉になり始めるシャッター音。笑
別にこの日でなくても、天気が良い日にここに来ればこの日の出を拝むことができるのでしょうが、やっぱり初日の出は特別感がありますね。

雲の上に顔をのぞかせてからは昇ってくるのがあっという間だった気がします。
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海・島・雲・そして日の出。最高の組み合わせじゃありませんか?
雲は正直日の出前はなくならないかな?なんて思っていましたが、光が反射してとても綺麗でした。

よく見ると初日の出と瀬戸大橋のコラボレーション。笑f:id:kurohirame:20220106200327j:image一緒に画面におさめるにはこの場所からだとちょっと距離がありました。

初日の出に照らされた瀬戸大橋。なかなか良いかも。

f:id:kurohirame:20220106200359j:image1年の始まりに良い経験が出来ました。

実は、私の誕生日が大晦日ということで、一緒に初日の出を見に行った子から誕生日プレゼントをもらいました。

f:id:kurohirame:20220106200805j:image私の大好きなスナフキンが付いたがま口のお財布。しかも革製品で有名なkisoraとのコラボ商品!!嬉しい!!!
親子がま口と言うのかな?中にももう一つがま口が付いていて、二重になっていました。使うのが勿体ないけれど、可愛すぎてすっかりお気に入りになってしまったので、沢山持ち歩こうと思います。

今年は昨年よりブログの更新頻度を上げたいなぁ…。まずは昨年書き切れていないことから。

坂田金時(金太郎)最期の地へ

岡山県といえば桃太郎をまず思い浮かべる人が多いと思うのですが、実は金太郎にも縁があるって知っていましたか?
某携帯会社のCMでも有名な三太郎のうちの2人が関係しているなんて、日本広しといえど岡山県くらいのものでは。
ちなみに、浦島太郎はお隣の香川県に伝承があるみたいですね。日本のヒーローが見事のこの辺りに集っているのは意外ですよね。笑

と、いうわけで今日は昔話『金太郎』のモデルになり、実在したと言われる坂田金時のお話です。

この日やって来たのは岡山県の北部にある勝央町

www.town.shoo.lg.jp

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目的地には車を駐められる場所がなく、近くの町役場や図書館などの施設が集まっている所の駐車場に駐めさせてもらいました。
町役場にいた勝央町のマスコットキャラクター『きんとくん』。流石、こちらの方では桃太郎よりも金太郎がメジャーなようです。しかも、勝央町の名前から『勝』という時を甲に付けているのが文字的にもデザイン的にもとても似合っていますよね。かわいい。

こんな季節ですが、道沿いにある桜の木にはなんと花が咲いていました。
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これだけ見ると春に行ったようですが、つい最近です。笑

金太郎と言えば、静岡県の足柄山で熊や動物たちと相撲を取ったというイメージですよね。
では、私が訪れた岡山県勝央町とどんな縁があるかと言いますと、タイトルの通り、坂田金時が亡くなったとされる場所がここ、今の勝央町なのです。

と、いうわけで目的の場所は坂田金時が眠ると言われている栗柄神社さんを目指しました。
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道沿いに分かりやすく看板が建てられていました。有り難い。

役場や図書館から歩いて少し、小高い場所に栗柄神社さんはありました。
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思っていたよりもずっとこぢんまりとした祠に近い感じの印象を受ける可愛らしい神社さんでした。

神社から見下ろすと、すぐ目の前は高速道路でした。
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えらい現代チックなものを見下ろしているなぁ…なんて。笑

金太郎は足柄山で鉞を担いで熊にまたがりお馬の稽古をしていた頃にお侍さんに強さを見込まれて京へ。坂田金時という立派な侍になりました。これが大体子ども向けの昔話の絵本に描かれている内容ですよね。
実際は…といっても実在したかも曖昧なのですが、天延4(976)年、金太郎は源頼光という武将と出会い、その力量を認められて家来となりました。この時に名前も坂田金時と改名し、京にのぼって頼光四天王の一人となったそうです。頼光四天王は『酒呑童子』退治で有名ですよね。
坂田金時は、寛弘8(1012)年の冬、九州の賊を征伐するため北九州へ向かう途中に雪と寒さで勝央町に暫く滞在。この辺りは岡山県の北部とあって結構雪が降るイメージです。(私は岡山県南部育ち)
その間に重い熱病に罹ってしまい亡くなりました。
頼光たちが金時を手厚く葬った場所に金時を祀った倶利加羅神社が立てられ、それが今の栗柄神社だそうです。

勝央町では10月中頃に『金時祭』が開催され、実は祖父母がこちらの方に住んでいた関係で、子どもの頃に何度か行ったことがあります。金太郎のパレードとかあったな…とうろ覚えながら記憶があります。花火も凄かったな。
今年もコロナ禍で中止になってしまったみたいですが、また復活したら懐かしさも相まって行ってみたくなりました。

それにしても、子どもの頃からお祭りに行くなど親しんでいたはずなのに、意外にもこの神社を訪れるのは初めてでした。自分でも驚きです。f:id:kurohirame:20211114222144j:image

次回のブログでは引き続きこの近くを通る出雲街道の宿を歩いたので、そちらの模様を紹介したいと思います。

約1年ぶり!?少し早い京都秋の旅 2日目 新選組と水族館と明智旅

京都旅2日目です。
この日は朝から雨が降っていました。雨女なのか、高確率で泊まりの旅では1日は雨に降られます。傘を持って行っていて良かった…。
折りたたみ傘では小さくて心許ないし、晴れているのに傘を持っていくのは煩わしいし…程よい持ち運びに便利な傘もしくは持ち運び方法があれば教えて欲しいです。

復元されただんだら羽織と和泉守兼定を展示中!壬生寺

近くに泊まっていたので、最初に向かったのは壬生寺さんでした。
前にも書いたとおり、私が京都で泊まった場合ここの近くに泊まることが多いので、たいてい最初に来るのは壬生寺さんです。笑

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今回は少々特別な目的がありました。

壬生塚や阿弥陀堂地下歴史資料室への入場口に売店で販売している誠帖。

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今年の芹沢鴨デザインと昨年の近藤勇デザイン。やっとゲット出来ました!
ここまで来ると、一昨年だったかな?いつぞやの斎藤一デザインだけゲット出来なかったのが改めて悔やまれる…。土方さんの時みたいに再販熱烈希望です!!

壬生塚にもお参りしました。
いつも凜々しい近藤さんの像は雨もしたたるいい男状態でした。
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実は壬生塚にノートを置かせてもらっているのですが、4年ほど放置してしまっていたので、回収してきました。今月のどこかで新しいノートを置きに行く予定なので、水色のだんだら模様のノートを見つけたらぜひ自由に書き込みをしていってくださいね!
次回のノートが7冊目です。

今回行った一番の目的は、撮影禁止でしたが、新選組で有名なだんだら羽織が復元されて展示されているのと、同じく展示中の和泉守兼定2振を見ることでした。

壬生寺 on Twitter: "明日より12月5日まで阿弥陀堂地下歴史資料室にて復元だんだら羽織と和泉守兼定を初公開致します。… "

prtimes.jp

短い新選組の活動時期の中でも一時しか使用されておらず、当時のものは1枚も見つかっていないにも関わらず新選組といえばすぐに連想するくらい有名なだんだら羽織。
今回の復元の何が凄いって、新選組が当時、実際にこのだんだら羽織を発注したとされる大丸さんが復元したということ。
実物がこうだったのかは正確には分かりません。写真や実物が今のところ見つかっていないので。それでも新選組が実際に着ていただんだら羽織を再現しようと様々なプロフェッショナルが集まり、当時使われていた布や染料などで作ったということが胸熱ですよね。大興奮で目に焼き付けました。

新選組散歩

次の目的地までは歩いて行きました。その道中、新選組縁の場所にいくつか寄り道。

島原大門

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島原といえば、新選組の隊士も通ったとされる花街ですね。
ここにある角屋は現存する唯一の揚屋建築で、おもてなし文化が学べるとても興味深い建物です。何度か行ったことがあるのですが、ブログを遡ってみたら最後に行ったのは結構過去でした。

kurohirame.hatenadiary.com

とてもおすすめスポットです。

新選組幻の屯所 不動堂明王院

京都駅の大分近くまでやって来ました。

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新選組の最後の洛中屯所があった場所といわれているのが不動堂村。石碑がハトヤリーガロイヤルホテル前にあります。
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今回、ハトヤに寄るのを忘れていましたが、リーガロイヤルの方は寄りました。
何故幻かというと、建物が残っていないから。西本願寺からもほど近いこの辺りに立派な武家屋敷を建てて西本願寺から移動、そこを屯所として使用していたようですが、半年ほどしか使われていなかったこともあって、この辺りということは確かなようですが、正確な場所が記録に残っていないのですよね…残念。

不動堂明王院では毎月第4日曜日だけ御朱印をいただけるようです。まだその日に行ったことがないので、いつかタイミングが合えばいただきたいです。

歌うイルカのショー!?京都水族館

実は京都水族館は初めて行きました。
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お隣の鉄道博物館には行ったことがあるのですが、意外や意外でした。

入ると丁度イルカのショーが始まるところだったので、直行し、イルカのショーを鑑賞。見るのに必死で写真を撮るのを忘れました…。
ジャンプや高速泳ぎはもちろん、話題の歌うイルカのショーが見られてとても楽しかったです。平日(私が行ったのは月曜日でした)にも関わらず、満席状態で人気の高さも納得でした。

展示の仕方もとってもおしゃれでした。
写真が多いのでほんの一部しか載せませんが、オブジェにまとわりつくタツノオトシゴとか。笑
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たまに筒の中に現れるアザラシとか。
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実際南極の夏はこんな感じかも!?と思わせられる岩肌を歩くペンギンたち。
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クラゲの展示室は神秘的でした。
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壁に貼られた陶器?のような装飾もとても可愛かったです。
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次の行き先が色々と詰まっていたので急ぎ足でしたが、もっとゆっくりじっくりでも楽しめそうな素敵水族館でした。
基本的に忙しないから自分でも勿体ないと思います…こういうとき…。

明智光秀終焉の地へ

実は昨年の大河ドラマ麒麟がくる」で明智光秀に少し興味を持ってしまいました。基本的に幕末を追っかけている私には珍しいことに、福井県一乗谷にも足を運んでしまうほどです。
とはいえ、昨年は新型コロナでなかなかフットワーク軽くは動けなかったので、あまり遠くまでは行けませんでしたが、京都市内の近場で少し明智光秀を巡ってみました。

明智光秀終焉の地、明智

まずやって来たのはこちら。京都駅からバスに揺られてなんと31バス停。南栗栖で下りて住宅地の細い道を登ること約5分。
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本経寺さんが見えてきました。目的地はもう少しです。
本当にここまで、迷ってない?というか、ここ通っても良いのかな?と思うような細い道を通りました。史跡めぐり目的出ないと絶対歩かないよなぁと思う所を歩くのは慣れているつもりですが、それでも少々躊躇するレベルの道でした。
そういう道を歩くのも史跡めぐりの醍醐味といえば醍醐味ですよね。

少し歩くと石碑が見えてきました。
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絶対地元の人かここ目的の人じゃないと来ない!!目指していた明智藪が敗走していた明智光秀が落ち武者狩りに討たれたといわれている場所なので、ひっそりした場所なのだろうなとは思っていましたが、今でも住宅があるとはいえ、こんなにひっそりした場所だとは。

やっと辿り着けました。明智です。
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この辺りで討たれたようです。
大河ドラマでは落ち延びて最後馬を走らせている描写で締めくくられていましたね。
もしかしたら明智光秀はここで討たれず天海にとして徳川の世も見守った?なんて話もありますが、実際はどうなのでしょう?誰かが答えてくれるわけではありませんが、かつて明智光秀が最期を迎えたと言われる場所で、思わず問いかけたくなりました。
ここまでの道のり、私は途中までGoogle Maps、歩き始めてからはポケモンGOを頼りに歩きました。
ポケモンGOは本来のポケモンを捕まえて遊ぶという用途ではなく、史跡がポケストップやジムになっている場合が多いので、それを頼りに歩くために使っています。
目的としていた場所以外にも知らなかったけれど興味のある史跡を見つけられることもあるので、とてもオススメな活用方法です。
本当に分かりづらかったので、明智藪から大きな通りまでの動画を撮ってみました。気が乗ったらYouTubeなどでルート紹介がてらアップするかもしれません。

明智光秀の胴塚

明智藪から歩いて2・30分。大きな道沿いにのろのろと歩いて次の目的地に辿り着きました。
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明智光秀の胴塚です。ここまではバスも電車もないらしく、Google Maps で聞いても“歩け”と。私が今回参考にした本のルートにも『徒歩』と書かれていたので、他に術はないようです。
歩道があるのかないのか微妙なところを車に轢かれないようになるべく細くなりながら歩いたのと、工事中の場所があって気を遣ったので歩いた距離や時間の割にどっと疲れた気がします。

ちなみにここから次の目的地へ行くための駅も更に10分ほど歩かなければならなかったので、よっぽど史跡めぐりが好きとか明智光秀好きでないと行かない場所かもしれませんね。少々根性と時間が必要でした。

明智光秀首塚

小野駅から電車に乗り込み、市内へ戻りました。東山駅で降りてすぐ。
白川沿いにある京都にあるもので最古の道標を清水方面へ。

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東山駅から近かったので歩いて5分ほどでした。

明智光秀首塚に到着。f:id:kurohirame:20211103132720j:image
この辺り、何度も歩いたことあるのに、その道沿いに明智光秀首塚を示す矢印もあったのに、全然気がつかなかった…。興味があるかないかって凄いですね。
多分、いつも私がニヤニヤしながら撮っている幕末の史跡や石碑なんかも興味がない人から見たらただそこにあるもの、いや、あることすら気づかないものなのでしょうね。
何にでも興味は持ってアンテナを張り巡らせておくものだなぁとつくづく思いました。

一説では光秀の首は粟田口に晒され、その後蹴上付近に埋められたそうです。その後、江戸時代中期になって石塔婆がここに移されて今のような形になったのだとか。

二条殿跡

今回最後に行ったのはこちら。二条殿跡でした。

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烏丸御池駅から出てすぐの場所にありました。
二条殿は元 公卿の二条良基という人の邸宅で、景観の美しさを好んだ織田信長が譲り受けて京での住居みたいな感じにしていたそうです。本能寺の変の直後、ここで明智光秀が信長の嫡男 信忠を討ったという場所です。その時に二条殿は焼失してしまったので、今では石碑を見ることしかできません。

すぐそばにこのような石碑もありました。

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銀座は江戸幕府の銀貨鋳造するところで、慶長6(1601)年伏見に町屋敷4町を拝領してつくられたのが最初で、慶長13(1608)年に伏見から京都の烏丸通の西、二条通三条通間の両替町に移したのだそうです。それがここですね。松平定信が行った寛政の改革以後は京都で銀貨幣の鋳造は行われず、銀道具・銀箔材料としての南鐐の売り渡しを行うのみとなり、明治元(1868)年には廃止されてしまいました。

お土産は新選組まつり

今回のお土産はこちら。

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京都のロフトでしかおそらく売っていない新選組ステッカー。好きなので買い足しです。

それから、霊山歴史館で買いあさったクリアファイル。
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クリアファイルって沢山持っているのですが、つい買ってしまいますよね。でも旅先で、家での資料整理で、活躍の場はそこらじゅうにあるので、活用したいと思います。