昨日の続き記事です。
前回のブログはこちら
平山郁夫が愛した景色
生口島には国宝の三重塔もあると知り、それを目指して山を登っていると、小さな立て看板を発見。
そこからの景色がこちら↓
あまり日本画家を知らない私でもその名前は知っている平山郁夫。ここ、瀬戸田町の生まれらしいです。昭和5年に生まれました。
当時とはかなり景色も変わってしまっているでしょうか?
今回は行っていませんが、近くには平山郁夫美術館もあるみたいですよ!!
さらに頂上を目指していると、見事にぽっきりと折れた松の木に阻まれました!!
くじけず隙間をくぐって前に進みます…。
途中途中で可愛らしいお地蔵さん付きの案内が道を示してくれていました。
それを信じて上へ上へと進みます…。
まずは展望台に到着!!
目の前に瀬戸内海と、見たかった国宝・向上寺三重塔が見えます。
実はここも平山郁夫のスケッチスポットらしいです。
私には絵を描く才能が皆無なので代わりに写真に収めてきました。
ここはきっと当時も今とあまり変わらない景色が広がっていたんだろうなぁ…と想像しながらしばらく眺め、せっかくなら目の前で三重塔を見たいと今度はせっせと階段を下りました。
国宝・向上寺三重塔
目の前まで下りると、思っていた以上に立派な三重塔がそこにはありました。
こんな山の中にこんな立派なものが…!!と若干失礼なことを思いつつ…笑
瀬戸田港を見下ろすここ、潮音山に建っている三重塔は向上寺のもので、本堂はもう少し山の下にあります。
向上寺は室町時代初期の応永10年(1403年)、三重塔は永享4年(1432年)に建てられたそうです。
朱色も見事ながら、彫刻やすみ木の下の組み物など、見ごたえのある建物で、じっくり見れば見るほどそのすごさを感じ取ることができる気がしました。
前回紹介した耕三寺とは違い、こちらは人も少なくゆっくり見ることができたので、穴場スポットかもしれません。
でも、せっかく来たなら見ないともったいない!!と思う建物でした。
さらに階段を下りると、向上寺の本堂がありました。
本堂は明治6年に消失し、建て直されたものだそうです。
こちらで御朱印をいただきました。
さすが中国観音霊場11番札所でもあるお寺。なかなかの達筆でした!!
お寺を出ようと坂を下っていると見つけた鳥居。
鳥居はあるけれど、その向こうは石垣…。
この石を祀っているということだろうか…?そして寺の門の内側にあるということは寺の敷地内に鳥居…?謎だ…。
堪能!!港町の景色
島の魅力って山と海が近いところだと思うのです。
こんな風に坂や階段が海に向かって続いている感じがなんともノスタルジックで好き。
住んだことがなくても、初めての場所でもなぜか懐かしいと思わせる力がありますよね。
そんな階段の途中で見つけた神社。
その名も生口神社。
小さな小さな神社でひと昔前なら近所の子どもが遊んでいそうな雰囲気の神社でした。
きちんと手入れされていて、地元の人から愛されているのがなんとなく伝わってくる…。
歩いているだけでほっこり温かい気持ちになれました。
島いいね…島…!!
旅の醍醐味は…美味しいもので!!
観光客の多い通りに戻ってきてかわいいジュースを見つけました。
思わずテイクアウト!!
季節の柑橘で絞りたてジュースが楽しめます。
…ちょっとこの写真は失敗しましたが…インスタ映えもバッチリですね!!
しかも絞りたてで柑橘系王国の瀬戸田だからとっても美味しい!!
お店はこちら↓
私が飲んだこの丸ごとオレンジは『カジュッタ』というメニューでした。
スムージーやレモンスカッシュなども美味しそうでした。
人気のお店・ドルチェのジェラートも食べたかったのですが、ジュースでお腹が冷えてしまって諦めました…。
また来た時にリベンジしたいと思います…!!
お土産は駐車場の近くにあった、直売所のおじさんが朝採ったばかりというミカンを買って帰りました。
女性限定の試食よ~と茶目っ気たっぷりに言ってミカンを半個もくれてしまう大盤振舞いな素敵なおじさん!!
まだ皮が青いミカンだったけれど、食べてビックリ!甘くてとてもおいしいミカンでした。自信があるから振舞えるんですね。
ついつい2袋購入してしまいました。
ミカン大好きです!!
今回も楽しい楽しい旅でした♪