歴史好き女子の『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

大河ドラマ『麒麟がくる』ゆかり 室町幕府15代将軍 寓居の地

昨日の所JAPAN観ましたか?新選組土方歳三と彼の最期の地、函館がテーマでした。私は…最後の方しか観ることが出来ていません。録画はしているのですが…。

 

さて、先日ドライブに行き、史跡巡りやら寺巡りやらしてきたので、随時書いていこうと思います。

 常國寺とは

 私が今回行ったのは、広島県の東の方、熊野筆で有名な熊野町坂本龍馬縁の地、そして鯛が有名な鞆の浦の辺りです。

その中でもまず向かったのは常國寺さんでした。

www.fukuyama-kanko.com

創建は文明年間(1469~87年)、当時沼隈半島一帯を領有していた渡辺越中守兼によるものだそうです。

日親上人が九州布教のため京都と九州を往復し、熊野町の辺り、当時は山田の里に立ち寄った際に京で上人に帰依していた渡辺氏に再会したのがきっかけだそうです。簡単すぎるくらいにあっさり説明すると。

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『日親上人西国布教の道場』として広島初の宗門史跡となったらしいです。

 

また、タイトルにも書きましたが、今大河ドラマ麒麟がくる』にも登場している15代足利将軍、足利義昭室町時代末期に織田信長に京を追われた際、ここに3年間寓居したそうです。その際、毛利輝元の庇護下で鞆幕府を開いており、このお寺のすぐ裏にはその時中心となった一乗山城跡があります。

この時は暑すぎて干からびそうな勢いだったので城跡に登るのは諦めました…。そちらはまたの機会に。

義昭は、上人を拷問した6代将軍 義教の所業を懺悔して過ごし、滞在の礼に唐門(将軍門)や硯を残しています。唐門は後ほど写真を載せますね!!

正直、室町時代にあまり詳しい方ではありませんが、それでも知っている6代将軍 義教…。くじで将軍になり、恐怖政治を行った人物というイメージが…。

やっぱり…そういう人だったのですね…?

いざ、お寺への道

 最初に載せた仁王門の前にあった駐車場に車を置き、ここから日差しが照りつけるなかヒーヒー言いながら階段を登っていきました。

門を入ってすぐ、左手には石碑の塊が…と思ったらこれ、古いお墓やお地蔵様ですね。
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どれも刻まれた文字やお顔が消えかかっているくらい古いものだったので、お寺でまとめて供養しているのでしょうか…。ここまで古いといつの時代のものなのか、好奇心の方が上回ってきます。

 

さぁ、気を引き締めて階段を登ります。

もう既に汗だくで持っていた500㎖のペットボトルは早くも底をつきそうになっていまいた。

見えてきたのは、義昭が寄贈したと伝わる唐門です。
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こちらは江戸時代に入って再建されているようですが、一部は前のものを使用しているらしいとのことです。

総けやき造りで屋根は本瓦葺です。

 

門をくぐるとすぐが見えました。
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車でかなり山を登り、更に歩いて登り…かなり山の中にやってきたという印象でしたが、とても綺麗に整備されていて、立派な本堂のあるお寺でした。

 

そうは言ってもやっぱり山の中。

本堂のにも生い茂る木々。本堂から唐門の方を振り返っても青々と茂る木しか見えない!!
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門の方を振り返ったところで目に入ったのが欄間のようなところに彫られた雷神の像。
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躍動感があって、最近のアニメ絵のようでもあって、とても可愛いですよね。いつごろ彫られたものなのでしょう…。

 

本殿向かって左手には日親上人の銅像もありました。
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立派なお姿…。

正直、あまり信心深い方ではありませんが、凄い物は凄いし、立派な物は立派と素直に思う方なのです。

 

本堂へのお参りもしたところで、一旦御朱印帳を預けて再びお寺の敷地内を散策しました。
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太鼓楼を発見!!

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太鼓楼といえば、京都の西本願寺さん…!!とすぐに思い浮かべてしまう新選組脳 笑

西本願寺さん以外でまともに太鼓楼を見たのは…というか存在に気づいたのは初めてかもしれません。

中には太鼓が置いてあるのが見えたのでもしかして現役なのでしょうか?

 

太鼓楼から更に登ると境内が一望できました。
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ちょうどいいところに木が生えているけれど、それでもいい感じ。

 

こちらには…神社と…
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鐘楼!
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寺社仏閣を巡っているとよく見かける明治時代の神仏混合の名残ですね。

 

よく見ると、手水社の屋根には狛犬が乗っていました。
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ぐるっと一回りしていただいた御朱印

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御朱印を載せると、訪れた日がバレバレで、どれだけブログをサボっていたかがバレるのでちょっと…という感じではありますが、折角なので。

まぁ、ブログの更新頑張れってことですよね。

お寺を出て、次は一乗山城跡に…行きません!!

 駐車場の方まで下りると、仁王門に向かって左側に城跡への登り口案内がありました。
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最初にも言ったとおり、もう登る元気が残っておりません。

城跡は好きなので、またドライブした際に…できたらもう少し涼しいときに来ようと思います。

 

駐車場目の前は熊野ダム(熊野水源地)でした。
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春とか秋とか、行楽シーズンにはここまで頑張ってサイクリングで来る日ともいそうなのどかで良い場所でした。

 

熊野ダムの脇にある道から。

とても良い景色。
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…つまりはこれだけの高低差…。私サイクリングはちょっと遠慮したいかな。