歴史好き女子の『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

下関 史跡歩き②

壇ノ浦の古戦場跡から下関方面へ歩きました。

可愛いマンホールを発見しました。下関といえばフグですよね!この辺りでは『ふく』というらしい。
なんとも縁起が良さそうですね。

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安徳天皇を祀る陸の竜宮城 赤間神宮

歩いていると、突然凄い建物が現れました。
竜宮城やー!!
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ここは『赤間神宮』といって、壇ノ浦の戦いで敗れた平家と共に海に沈んだ安徳天皇を祀っています。

朱色が映える。
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平清盛の妻である二位尼安徳天皇を抱えて入水する際、「海の中にも都はございます」と歌を詠んだといわれていて、それをイメージしたのでしょうか。

ここには平家ゆかりのスポットがいくつかあります。
『七盛塚』f:id:kurohirame:20230223131606j:image
壇ノ浦の合戦後、関門海峡のあたりで海難事故が頻発するようになり、これを平家の怨霊のせいと考えて建てられた供養碑らしいです。

『芳一堂』

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有名な怪談『耳なし芳一』の舞台になった場所としても有名だそうです。
七盛塚の横に耳なし芳一の像がありました。

その更に横には今は立ち入り禁止のようでしたが山に続く石の階段が。
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どこに繋がっているのでしょう…?

そして、『安徳天皇阿弥陀寺御陵』
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門が閉じられていて中を見ることは出来ませんでしたが、中には円墳があるそうです。

赤間神社の向かい辺りには船着き場が。
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朝鮮通信使が上陸した場所のようです。
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ここからも関門大橋がよく見えました。
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少し歩けば史跡があるし、景色は綺麗だし、下関本当に良い場所!
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本陣伊藤邸跡

また下関駅の方へ歩くと、あの幕末の風雲児、坂本龍馬も宿泊した本陣伊藤邸跡を発見しました。
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幕末の当主であった杢之丞は吉田松陰とも交流があったそうです。
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こんな顔出しパネルもありました。笑

そして、井戸の跡?とかな?f:id:kurohirame:20230223131643j:image
すぐ側は駐車場とかで、その中にぽっと看板などがある感じでした。
地図を頼りに行かないと、大きな道路から少しだけ入った場所でしたし、分かりづらいかもしれません。

日本一のふくの像!亀山八幡宮

またまた歩いていると、大きな神社が見えてきました。
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鳥居の横に『床屋発祥の地』という石碑を発見しました。

立派な鳥居を構える亀山八幡宮です。
既に沢山歩いていたので若干足は疲れていましたが、黙々と階段を上がりました。
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この神社には日本一の『ふくの像』があります。
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確かに『ふく』の銅像なんてそうそうないですよね。
しかもこんなに大きな像。
後ろには本物の海が見えます。とてもぴったりの場所ですよね。ちなみに平成2年に再建されたそうです。

ここにも歴史的な場所があって。
『亀山砲台跡』
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幕末に開国を迫る諸外国への危機感が高まり、長州藩は全国にさきがけて外敵防禦策をとり、境内の要所を始め市内各地に砲台を築いて攘夷戦に備えていました。
文久3年(1863)、久坂玄瑞の指揮でアメリカ商船攻撃合図の砲弾が亀山砲台より発射され、米仏蘭三国相手に6回にわたる馬関攘夷戦の火ぶたがきられたそうです。
そんな歴史の最前線だった場所がここです。

ここは高い場所にあるから、海もよく見えるし確かに海から攻めてきた敵を迎撃するにはもってこいの場所かもしれません。
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今はのどかな海から吹く潮風を感じながら気持ちよく過ごせる素敵な場所でした。

亀山八幡宮御朱印の種類が多くてどれをいただこうか迷いました。
悩んだあげく一番ノーマルのものと、干支御朱印の刺繍でできたものをいただきました。

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刺繍であしらわれた御朱印は見るのもいただくのも初めてでした。

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裏も凄い。本当に刺繍。

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ふくの日」限定の御朱印もあって、それはかわいい「ふく」のイラストがあしらわれていて、とても可愛かったです。いくつか種類があったので、機会があればその日を狙って御朱印をいただきに行きたいです。