歴史好き女子の『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

日本100名城 No.60 赤穂城と赤穂浪士を巡る旅 1

先日、久しぶりに平日休みがあり、天気も良いし絶好のドライブ日和!と赤穂まで車を走らせてきました。

初潜入!赤穂城

車で行ける距離なので、私の住んでいるところからそう遠くはないのですが、赤穂城は初めてでした。
赤穂城といえば、討ち入りで有名な赤穂浪士のイメージが強いですよね。それだけでなく、とても面白くて見所のあるお城でした。

まずは駐車場に車を置いて周辺を見ていきます。

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赤穂城は建物が残っていませんが、三の丸墨櫓は再建されています。古写真をもとに昭和30年に建てられたそうです。

さぁ、大手門からどうどうと城攻めです。笑
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お城の構造に全く詳しくないのですが、ここから見ただけで攻めるの難しそう。(当たり前か)
大手門入ってすぐ枡形になっているので、速攻討ち取られそうです。

巨大迷路?ダンジョン?に入り込んだ気分です。
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こういう雰囲気が好きでお城に行くのが楽しいと思っているタイプです。城攻めをする人にとっては攻めづらいんだろうな…と思いつつ、完全観光気分の現代人には非日常を味わえる絶好の場所ですよね。

発見!有名人のお宅訪問

近藤源八宅跡長屋門

まずは有名な神社の方へ向かっていると、何やら建物が見えてきました。
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こちらは『近藤源八宅跡長屋門』と言われているらしいです。
近藤源八さんは、甲州流軍学を修めた方で、ご本人も重職を務めていましたが、その父は赤穂城築城の縄張りを設計していたり、奥さんは赤穂浪士で有名な大石内蔵助良雄の叔母だったりするみたいです。
現存している建物は一部だけで、実際にはこの倍以上の立派な建物が建っていたのだとか。
この建物は土・日・祝日のみ公開していて中に入ることができるみたいです。それを知らずに来たので、出入り口の前で崩れ落ちそうになりました。だからちゃんと前もって調べなさいとあれほど…。

大石邸長屋門

気を取り直して、斜め向かいの建物へ。
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こちらは『大石邸長屋門』と呼ばれていて、赤穂浪士で有名な大石内蔵助の一家三代が57年に渡って住んでいた屋敷の正面門長屋らしいです。
元禄14年3月の主君の刃傷による江戸の悲報を伝える早打ちがたたいたのもこの門なのだとか。これが翌年12月14日の討ち入りに繋がっていくわけですね…。忠臣蔵やぁ…。
ちなみに、この一連をまとめて『赤穂事件』と言われますが、赤穂事件と呼ばれるものは複数あるため、『正保赤穂事件』『文久赤穂事件』そして赤穂浪士吉良上野介を討ち取った『元禄赤穂事件』と区別されることもありますね。それにしても『赤穂事件』多いな…。

片岡源五右衛門宅址

こちらは石碑があるだけですが、大石邸長屋門の横にある片岡源五右衛門宅址です。

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この方も赤穂浪士の1人で、浅野内匠頭が刃傷沙汰を起こした際や切腹の時も側に居て、浅野内匠頭の寵愛を受けていた人物のようです。
大石内蔵助達とは別で仇討ちを狙っており、後の方で大石内蔵助達に加わりました。
実は、赤穂浪士の四十七士で私が知っているのは大石内蔵助とその息子の大石主税くらいでした。好きな時代が幕末なので、新選組のだんだら羽織の先輩という位置づけ…(実際に着ていたかは置いておいて)。ですが、この方はかなりのキーマンのようなので要チェックですね。

赤穂浪士四十七士が壮観の大石神社

大石神社が見えてきました。
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既に赤穂浪士四十七士が参道沿いにずらりと並んでいるのが見えますね。
武器を持ったリアルな人くらいの大きさの像に上から見下ろされて少々緊張の面持ちで歩きました。

まずは参拝して境内をぐるりと歩き回りました。
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義士宝物殿も気になりつつ今回は時間の関係で入りませんでした。

心響石。
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鳴らしてみると石とは思えない高く響く音でした。

御朱印もいただきました。

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3月19日から限定御朱印も出ているみたいです。デザインはベルばら。素敵だったので気になる方は公式ツイッターなどを見てみてください。

再び義士像の前へ。
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大石内蔵助は一番奥にいました。

並んでいるのを見ると、ちょっと兵馬俑っぽいですよね。
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それぞれの像の土台に義士の名前が入っていて、顔やポーズ、得物も違っているので、本当にこんな感じの人だったのかな?と思わせてくれるクオリティーです。

再びのお宅訪問と本丸へ

大石神社の周辺にはいくつか赤穂浪士の家の址が看板や石碑で示されていました。
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こんな風に石碑もある所もあれば、看板が塀に設置されているだけの所もあります。
一つ一つ見て廻ると、知らないなりにも興味深かったです。

さて、ここから本丸に向けて方向転換です。
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本丸近くに広いお庭があったので暫く堪能。
本丸の紹介は素敵なボランティアガイドさんとの出会いもあり長ーくなりそうなので、次回にします。