今日まで倉敷市児島で第23回『児島雛めぐり』を開催しています。
こちら、国登録有形文化財の『旧野﨑家住宅別館 治暇堂』の百畳敷の大広間にずらっと様々な時代のお雛様が並ぶという、見ごたえたっぷり圧巻のまさに『お雛様の同窓会』なイベントなのです。
私は数年前に一度行ったことがあったきりだったのですが、ちょうどこの期間中にこちらの方面に行く機会があったので行ってきました。
百畳が狭いと感じてしまうほどにずらっとひな人形が並べられていました。
まずこれだけ集められるのがすごい。そして、並べるのがすごい。お雛様って私の家にもあって、昔は毎年出して飾っていたのですが、人形や小物が結構多くて飾るのも仕舞うのも結構な手間がかかるので、ここ数年は飾れていません。
それをこの数…いったい何人の人で飾り付けたのでしょう…?しかも沢山のセットがあると、他の雛飾りと小物が混ざらないように細心の注意を払って飾らなければならないわけではないですか。すごい集中力ですよね。
それだけで感心させられます。
我が家のお雛様はこんな御殿のようなところに飾っていなかった気がする!
今、一般的なのは両隣にちらっと見えているお雛様とお内裏様の後ろに屏風があるものですよね…?
こちらの雛飾りは確か昭和のものだったかな?お雛様にも時代ごとの流行があるのでしょうか。
そういえばとあるニュースで金髪のお雛様を見かけました。これも時代か…。
立派な雛飾りだけでなく、こんな可愛らしいお雛様もいました。
こちらも年代物ではありそうです。どこかの家で大切に飾られていたものなのでしょうね。
こちらの置物は倉敷市長が着用したものらしです。
児島は学生服やジーンズを多く作っている繊維の町です。こちらの着物もジーンズ生地で出来ているそうです。
こちらは最早雛壇でもなく、平安貴族が住んでいた建物そのもの!?
まるで歴史館で当時の結婚式の再現を見ているような気分でした。
これが一番リアルかもしれませんね。
こちらにも立派な御殿が。
立派すぎて飾るのも片付けておくのも大変そうですね。
つるし雛も沢山ありました。
密かに昔ちょっと憧れていました。うちにはなかったので。つるし雛。
ちりめん生地で作られた人形が沢山ぶら下がっていて可愛いですよね。
さて、歩いてすぐの野﨑家にも行ってきました。
こちらも数年ぶりでしたが、こんな竹細工の飾り、あったっけ?
野﨑家には4月3日(日)までお雛様が飾られるそうです。
広いお座敷にお雛様がありました。段差が緩やかなお雛様ですね。珍しい。
こちらは展示室に飾られている明治天皇のお雛様。
お内裏様が洋装で目新しいですよね。装飾が細かくて間近で見るとすごいです。
こちらはなんと江戸時代、岡山藩主から拝領したという享保雛。
400年くらい前のものかな。着物の色は流石に褪せていますし、お顔に少々日々が入ってしまっていますが、とても大切に保管されていて、とても綺麗な状態で見ることができます。大きさも5歳くらいの子ども…よりも大きいかも?かなりの大きさがあって存在感抜群です。
別館の方は今日までですが、野﨑家本邸の方はまだまだ展示されているようなので、機会があれば行ってみてください。