岡山県内にちょっと…いや、かなり変わった神社があると聞いて行ってきました。
前回紹介した八塔寺ふるさと村の方面なので、帰りに寄り道です。
車を駐車場に止めて道路を渡り踏切を渡り、田んぼの中の道を行きます。
今回訪れたのは『田倉牛神社(たくらうしがみしゃ)』さんです。
午頭天王が祭神で、流行病や天変地異の災害から守ってくれるそうですよ。
お参りの方法としては、鳥居前にあるお店で備前焼の牛像を購入し、それをご神体のそばにお供え、既にお供えしてある牛像を一体借りて持って帰るそうです。
願いが叶った時にはもう一つ牛像を添えて倍返しのお礼参りをするという面白い習わしです。
手水社は水道?現代チックな不思議な形でした。
柄杓入れはネズミと小槌のデザインで、縁起がいい感じでした。
この向かい辺りに先ほど説明した牛像を私も買ってお供えしようと思ったのですが、お店の方が不在のようで、不在の際はポストにお金とのことだったのですが、ポストが見つけられず…諦めました。
今回は縁がなかったようです…。
気を取り直して参拝しました。
少し上がったところにある鳥居の横には桜柄の牛が。
よく見てみると、その周りに大量に備えられた牛の山がありました。
思っていたより多い!!ここだけで何体くらいいるのでしょう?牛…。
ご神体のもとへとやってきました。
拝殿などの建物はなく、ご神体の周りには牛像の山山山!!
ここだけでお供えされている牛像は10万とも20万とも言われているそうです。
どれだけの方が参拝し、お供えし、願いを叶えてお礼参りをしたのか…この圧倒的な数で大切に信仰されていることが分かりますね。
でも、この山の上の方の牛像はどうやってお供えしたのでしょう?…投げたのかな?
そして持って帰れないですね。
ご神体のもとを離れて道に沿って歩いていると、ここにも牛が。
そして、ここにも。
恐らく日本一牛が沢山見られる神社ではないでしょうか。
インパクト半端ない。
ちょっとついでに足を伸ばして微妙に県境を越えて兵庫県へ。
上郡の町役場に行きました。
上郡は幕末に活躍した大鳥圭介の生まれ故郷で、ここに銅像が建っているのです。
知ってはいたけれどここまで足を伸ばしたことがなくて、初めましてでした。
建物はただいま工事中のようです。
過去に行った様子をブログに載せているので、良ければ遡って見てみてくださいね。
大鳥さんが毎日見ていると思われる景色。
幕末に佐幕派として最後の地である箱館まで戦い続け、蝦夷共和国では陸軍奉行として新選組の土方さんたちと共に走り続けた大鳥さん。
銅像だけれど、今はここでのどかな景色を見て穏やかに過ごしていると想像してしまって勝手にほっとしてしまいました。