歴史好き女子めぐるの『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

砂の美術館 13期 砂で世界旅行 チェコ&スロバキア編

毎年冬に松葉ガニを買いに行くついでに行っているのですが、今年はどうなるか分からないので、行けるときに行っておこうと鳥取砂丘のそばにある砂の美術館にも行ってきました。

www.sand-museum.jp

毎年テーマや展示物が変わるし、見逃すと二度と見ることが出来ない作品ばかりなので、欠かさず訪れています。

何年か分はこのブログにも載せているので、興味のある方はカテゴリの『鳥取旅』から探してみてください。

鳥取旅 カテゴリーの記事一覧 - 歴史好き女子めぐるの『おでかけ日和』

 

 今年のテーマは世界旅行 チェコ&スロバキア編です。

例年なら4月頃~12月末頃までの展示期間ですが、コロナの影響で7月11日に開館したばかりです。終わりは来年の1月3日を予定しているそうなので、展示期間はいつもより短め。

状況によっては再び閉館したり、時間が短くなっていたりすると思うので、行かれる際は公式HPで確認してから行った方が良いと思います。

今のところは予約も必要なく、検温とマスク着用、手指消毒をすれば入ることができますが、開館時間は土曜日9:00~18:00、その他は9:00~16:00(最終入場は閉館の30分前)と短縮されているので、要注意です!!

 

さて、駐車場で早速砂像がお出迎えです。毎回これを見てわくわくしながら中に入るのです。

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これも毎年恒例。
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ここからがいつもとは少し違っていて、手指消毒やマスク着用の確認、そしていつもはチケットを買う所にサーモグラフィーが設置されており、1人1人検温しました。
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流石砂の美術館。マスク着用を促す展示も砂像です。

チケットはいつもならチケットを確認する場所で代表1人が行って買い、チケットを買ってからあとの人も合流して入るというスタイルでした。

 

展示室に入ると、早速チェコの町並みが。世界遺産の街チェスキークルムロフだそうです。
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中世から残るオレンジ色の屋根の家が建ち並び、『世界一美しい街』と言われているそうです。実際にある街なのですよね。行ってみたい…!!

毎回ここに来ると行きたい場所が増えていきます。笑

 

こちらも実際にある場所でボヘミアン・パラダイスを再現したものだそうです。
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風化の浸食によって独特の形に削られた奇岩の景勝地で、近くには14世紀頃に建てられたお城の跡もあるとか。勉強になります…。

 

『スピシュ城とモンゴルの襲来』とタイトル付けされたこの作品。

躍動感がすごいですよね!!
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スロバキア東部にある世界遺産の廃城、スピシュ城。13世紀頃に勢力を拡大していたモンゴル帝国から国を守るために造られた長城らしいです。

このお城は当時最強を誇っていたモンゴルとの戦いの場にはならなかったようですが、残念ながら後に火災で廃城になってしまたそうです。

 

『ヤーノシークの伝説』

正直、海外の伝説ってよく知らないんですよね。無知の知でございます…。

自分が無知であることはよく知っている…。

説明書きにはスロバキアの国民的英雄で、18世紀に実在した義賊と書かれていました。
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お金持ちから金品を奪い、貧しい人に分け与えるのが義賊と呼ばれた人たちで、その頭領がヤーノシークだそうです。

日本の鼠小僧みたいな感じかな?今でも地元では人気の英雄なんだとか。

 

『天文時計とセドレツ納骨堂』

この天文時計は私が実際に見てみたいものの一つです。チェコプラハ旧市街地にあります。
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周りの骸骨は天文時計のもの…ではなく、チェコいくつかある人骨を装飾に使用した教会の一つでセドレツ納骨堂の壁面装飾をモチーフとしているそうです。

 

ヤン・フスと火刑』

ヤン・フスは14世紀頃に活躍したチェコの宗教革命者で、教会のあり方を批判し、民衆に人気をはくしたそうです。
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しかし、その主張と人気が教会側に恐れられ、火刑に処せられてしまいました。
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結構忘れがちですが、これ、全て砂と水しか使われていないのですよね…。

1人1人の表情がこれほど違っていて、思わず生きているのかと思ってしまうクオリティー…。

 

『リブジェの予言』
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ぱっと見ミュシャの絵みたいだなぁと思っていたら、やはりチェコ出身のミュシャの作風を踏襲して造られたようです。

かつてチェコには予言能力を持つ賢くて美しいリブジェという女性がおり、治めていたそうです。彼女の予言により造られたのがプラハの城であり、プラハの街らしいです。

 

『ルドルフ2世とルネサンスの影響』
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ルドルフ2世といえばハプスブルク家出身、神聖ローマ帝国の皇帝ですね。これくらいなら世界史の知識で覚えています。

プラハルネサンスで芸術でも科学でも有名になったのは彼のおかげ。

 

プラハ城』
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一番奥のメインの作品にようやく辿り着きました。

世界で最も大きく古い城といわれているプラハ城。先ほど載せたリブジェの予言で建てられたと言われています。

近くで見ると、遠近感がすごくて、まるで自分もこの砂の世界に迷い込んだ錯覚を覚えさせられました。

 

プラハ錬金術
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錬金術といわれるとニコラス・フラメルや賢者の石をすぐに思い出してしまう『ハリー・ポッター』脳…。

先ほども載せた神聖ローマ帝国皇帝のルドルフ2世が錬金術に力を入れており、プラハで色々な研究がなされたのですよね。今でも旧市街に錬金術の研究所跡や地下道などが遺されているそうで、個人的にはとても気になっております。

この作品は上から見下ろす形で作られていて、本当に部屋のようになっています。

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よく見ると、壁に地下道とそこを走るネズミの姿が。笑

 

『ゴーレム伝説』
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ゴーレムはユダヤ教の古い伝承に登場してくるそうです。主人の命令だけを聞くという土人形で、暴走したため土に戻されたその土塊は今でもプラハユダヤ教の礼拝所の屋根裏部屋に眠っているとか眠っていないとか…。

 

中欧の野生動物』
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今にも動き出しそうな作品ですよね。

ヨーロッパといえばオオカミ、フクロウ、シカ、ウサギのイメージが強いのはやっぱり『ハリー・ポッター』の読み過ぎでしょうか…?笑

 

プラハ窓外放擲事件』
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プラハで実際度々起こっていた、窓から人を投げ落とすという奇異な事件らしいです。

カトリックによる弾圧に反発したプロテスタントの抗議活動だったそうですが、それにしても残酷…。

この事件自体は知らなかったのですが、なんと三十年戦争のきっかけにもなった事件だそうです。
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表情と動きがリアルすぎて、砂で造られている分かっていてもゾッとするものがあります…。


ぐるっとまわって天文時計の所まで戻ってきたので再び撮影。
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文字盤の辺りをアップで撮ってみると、どれだけ砂で精巧に表現されているか分かりますよね。

 

文学『フランツ・カフカ
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カフカチェコの人でしたっけ!?とここで知りました。この美術館では毎回砂の芸術を楽しむだけではなく、その国や地域のことについて勉強させてもらっています。

『変身』が有名ですよね。彼のシュールな世界観…嫌いじゃないです。

 

『民族復興運動の音楽家たち』
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チェコといえば国民音楽の父であるスメタナの『我が祖国』が有名ですよね。中でも音楽の授業で習った『モルダウ』はこの会場でもずっと流れていて、チェコといえばこの曲と思わさせられます。

それと、チェコのイメージがあまりありませんが、『新世界』で超有名なドヴォルザークチェコ出身だったのですね。

そして、クラシックは好きなのですが、3人目の方は存じ上げませんでした…ごめんなさい…ヤナーチェクという音楽家さんでオペラ『イエヌーファ』を作曲されたそうです。

 

ビロード革命と現代化』
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これは比較的最近の出来事ですよね。(と、言いつつ生まれる前ですが…)

この革命でチェコスロヴァキア社会主義は終わりを告げ、民主主義に生まれ変わるのですよね。血を流すことなく成し遂げたから『ビロード革命』。
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こんな風にデモを活性化して行った結果だそうです。1人1人が国をよくしたいという気持ち、大切にしたいですね。

 

屋内の展示ではラストの『ドラゴン伝説』。
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ヨーロッパといえばドラゴンの伝説ですよね。

チェコでは3つの頭を持つドラゴンを騎士が倒し、助けた娘と結ばれるという物語が有名だそうです。3つの頭のドラゴン…キングギドラ!?と一瞬頭を過ぎった私を許してください…。

 

一旦展示室を出て上の階へと向かいました。

ここからなら、展示室を一望することができます。
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気持ちはこの凄い作品立ちを独り占め。街を征服した様な気分にすらなります。

そういえば、この砂像を造っているときはこの美術館は閉館しているのですが、予約制でこの上の階から作品を製作している様子を見学するツアーとかあればとーーっても参加したいのですが、いかがでしょう?

この階にお土産もの売り場もあり、砂の美術館のグッズやテーマにしている国の物やグッズを買うことができます。

 

さて、砂像は屋内だけではありません。
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テントの下に外でも砂像が展示してあります。

こちらは『人形劇とマリオネット』。チェコの人形劇は世界無形文化遺産に登録されているそうで、プラハにはマリオネット専門店や専門劇場もあるそうです。

実はお土産物コーナーにもマリオネットが売ってあって、ピノキオを買おうかかなり悩みましたが、諦めました。

 

道沿いにはこんな可愛らしい砂像もたくさん。ここに載せているのはほんの一部です。
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植木鉢に造られているので、自分でもこれくらいの大きさなら造れそうな気がしますが、きっとおかしなことになるんだろうなぁ…。

 

例年なら外に大きな作品がもう1つか2つほどあるのですが、土台を造っている状態で放置されていました。
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これもコロナの影響でしょうか…?

でも、こうやって砂を固めて彫刻していくのだなぁと貴重な物が見られました。

 

もう一カ所少し小さめの枠に入れられて固められている砂が。
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これらは会期中に完成するのでしょうか?それとも来期に持ち越しなのでしょか?

気になります。

 

今回私が買ったお土産はこちら。

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このバイオリンと天文時計はマグネットです。ヨーロピアンなデザインが可愛すぎる!!!

それと、安定のマスキングテープ好きを発揮してマスキングテープ。

モグラのキャラクター、たまに見かけるのですが『クルテク』という名前でチェコのキャラクターだと初めて知りました。

それと、『アマールカ』という女の子のキャラクター。こちらは初めましてだったのですが、レトロな感じのイラストが可愛くてとても好みでした。

マステの柄は見えにくいと思うので気になる方は是非検索してみてください。

 

それからすなば珈琲の飲み物。
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甘めの珈琲味の物が好きな方にはぴったり。とっても美味しかったです。

すなば珈琲にも行きたかったですが、また時間のあるときに訪れようと思います。

鳥取は私の中では軽いドライブ範囲内。笑