今日から11月。
突然寒くなりましたね。
かなりの寒がりなので、暖房をかけようか悩み中です。もう少し我慢しようかな…でも風邪引いたら困るしな…。
さて、前回言っていたお寺さんとは…こちら
徳林庵(山科地蔵)さんです。
こちらで梶さんが待ってくれていました。
京の六地蔵尊の1つでもあります。
六地蔵は基本的に江戸時代から広まり、街道の出入口には必ずお地蔵様が並んでいるそうですが、ここ、徳林庵さんのものはそれよりもずっと古く、平安時代に生きていながら地獄の世界へ行き、見てきたという小野篁が起源なのだそうです。
地獄で獄卒に苦しめられている罪人たちを見て、地蔵尊像を六体彫ったのだとか。
ところで、六地蔵とよく聞きますが、なぜ6なのか分かりますか?
それは、世界が6つに分かれているという信仰からなのだそうです。
天上・人間世界・修羅・餓鬼・畜生、そして地獄。これらを合わせて六道と言います。それらを表すのが六地蔵。
…なんだか悪い方が多い気がする。
因みに、困った時の神頼みと言いますが、お地蔵様を見ると、その時代の世相が分かるらしいですよ!!
この時は不作だったんだなぁ、とか、病気が流行ったんだなぁ、とか。
そう思って見るのも楽しいですね。
この地蔵尊さんで、こんなマークを発見。
見覚えありませんか?
そう、日通のマークです。
これ、別に日通さんがこの井戸を作ったというわけではなく、街道をよく利用していた飛脚さん達が、旅をする人たちの為にと作った井戸だそうです。
つまり、このマークは飛脚さんのもの。
面白いですよね。
普段は開いていないお堂ですが、この日はツアーのために特別に開けてくれていました。
小野篁が彫ったというお地蔵様。
優しいお姿ですよね。
お写真もOKいただいて撮らせてもらいました。
ずっと一眼レフを首にかけて歩いていたので(年齢的なものもあるかも)、梶さんにもここで声をかけてもらいました。
少しの間ですが2人でおしゃべり。聞きたかったことも聞けて、丁寧に答えていただきました!!
そして、ちゃっかりお名刺まで頂いてきました。
こういうところ、我ながら抜け目がない。笑
ここで梶さんとはさようなら。
また何度もツアーに参加するなかでお会いできたら嬉しいなぁ。
お聞きしたこと、もっと沢山あって、まだまだ書きたいですが、これくらいにしておきます。
いよいよ次でこの回の話は最後かな。
もう暫しお付き合いください。