歴史好き女子の『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

【第1回】中山道を歩く④【三条大橋〜山科】

今日から11月。

突然寒くなりましたね。

かなりの寒がりなので、暖房をかけようか悩み中です。もう少し我慢しようかな…でも風邪引いたら困るしな…。

 

 

 

さて、前回言っていたお寺さんとは…こちら

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徳林庵(山科地蔵)さんです。

こちらで梶さんが待ってくれていました。

京の六地蔵尊の1つでもあります。

六地蔵は基本的に江戸時代から広まり、街道の出入口には必ずお地蔵様が並んでいるそうですが、ここ、徳林庵さんのものはそれよりもずっと古く、平安時代に生きていながら地獄の世界へ行き、見てきたという小野篁が起源なのだそうです。

地獄で獄卒に苦しめられている罪人たちを見て、地蔵尊像を六体彫ったのだとか。

 

 

 

ところで、六地蔵とよく聞きますが、なぜ6なのか分かりますか?

それは、世界が6つに分かれているという信仰からなのだそうです。

天上・人間世界・修羅・餓鬼・畜生、そして地獄。これらを合わせて六道と言います。それらを表すのが六地蔵

…なんだか悪い方が多い気がする。

因みに、困った時の神頼みと言いますが、お地蔵様を見ると、その時代の世相が分かるらしいですよ!!

この時は不作だったんだなぁ、とか、病気が流行ったんだなぁ、とか。

そう思って見るのも楽しいですね。

 

 

この地蔵尊さんで、こんなマークを発見。

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見覚えありませんか?

そう、日通のマークです。

これ、別に日通さんがこの井戸を作ったというわけではなく、街道をよく利用していた飛脚さん達が、旅をする人たちの為にと作った井戸だそうです。

つまり、このマークは飛脚さんのもの。

面白いですよね。

 

 

普段は開いていないお堂ですが、この日はツアーのために特別に開けてくれていました。

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小野篁が彫ったというお地蔵様。

優しいお姿ですよね。

お写真もOKいただいて撮らせてもらいました。

ずっと一眼レフを首にかけて歩いていたので(年齢的なものもあるかも)、梶さんにもここで声をかけてもらいました。

少しの間ですが2人でおしゃべり。聞きたかったことも聞けて、丁寧に答えていただきました!!

そして、ちゃっかりお名刺まで頂いてきました。

こういうところ、我ながら抜け目がない。笑

 

 

ここで梶さんとはさようなら。

また何度もツアーに参加するなかでお会いできたら嬉しいなぁ。

 

 

 

お聞きしたこと、もっと沢山あって、まだまだ書きたいですが、これくらいにしておきます。

いよいよ次でこの回の話は最後かな。

もう暫しお付き合いください。