宍道湖はいつもこんな感じなのでしょうか!?
それとも、私が行った7/1が偶然大荒れだったのでしょうか!?
ものすごい強風と波しぶきでした。
あれ、ここ、一応 『湖』ですよね!?と思ったくらいです。
おおお・・・お地蔵様ーーー!!大丈夫ですかーーー!?と本気で神秘する程に容赦ない波が押し寄せていました。
こちらのお地蔵様、『袖師地蔵』といいまして、江戸時代初期に建てられたそうです。
昔、嫁ヶ島沖は難所であり、ここを通過する船は度々遭難してしまっていました。この水難者を供養するために建てられたと伝えられています。
因みに小さい方は『石灰地蔵』。江戸末期に宍道湖で採れるしじみ貝から石灰を作るところの横に建てられたのでそう呼ばれるようになったそうです。
どちらも今の場所に移されたのは昭和47年のことで、現在の袖師地蔵は平成5年に建立されたそうです。
意外と新しいんですね。
嫁ヶ島とお地蔵様達。
私が撮影したのは少しジャンプすれば身体が後ろに流されてしまうほどの強風が吹きすさぶ真昼間でしたが、実はここ、有名な夕日スポットなのです。
この日の私はこの後鳥取に行くという使命を追っていた為(勝手に)夕日が沈む時間まで待てませんでした。
地下道やパネルに夕日の宍道湖写真が展示されていましたが、確かに夕日を見に来る価値はありそうです。
本当に綺麗。
でも鳥取が私を待っていたので・・・(以下略)
そうそう、嫁ヶ島の由来も少し。
嫁ヶ島は宍道湖に浮かんでいる唯一の島で、弁天様を祀る竹生島神社の小祠と鳥居、そして松が30本ほど生えているそうです。
奈良時代に書かれた『出雲風土記』には『蚊島(かしま)』と書かれていて、いつの間にか『嫁島(かしま)』の字があてはめられ、『嫁ヶ島(よめがしま)』となったそうです。
悲運な若妻の伝説もあるそうなのです。
神話の国である島根だからか、『伝説』が似合いますね・・・。
それにしても、自分の都合とはいえ、夕日を見られなかったのはとっても残念でした。島根は結構すぐ行ける距離なので、また天気の良い時を狙って行くとします。