ベンガラの事がもっと知りたい☆
と、いうわけでベンガラが出来るまでの行程を見ることが出来る『ベンガラ館』に行って来ました。
入館前に見つけた登り窯。
ここでは絵付けなどの体験が出来るそうですが、この日はお休みでした。
残念・・・(´・_・`)
ここから作業工程。
まずは鉱山から掘り出した硫化鉄鉱石を焼鉱。
30日~50日ほどかかるそうです。
出来た焼石を水槽に入れて溶液を作る。
そしてそれを窯で煮沸。
出来たものはローハと言うそうです。
ここまでは説明書きのみだったので写真はありません。
ローハを焼窯で数日焼く。
温度は700℃くらいだそうです。
焼いたものを水洗い。
そして臼で微粉にする。
4つの水槽に順番に入れて行き脱酸。
あとは干して小さく粉状にして出来上がり。
写真が赤いですが、本当にこんな色をしていました。
ベンガラを長年作っていて染まったのでしょうね。
おまけに展示されていた資料。
今ではあまり使わなくなってしまいましたが、ビデオテープやカセットテープなどにも使用されているそうです。
ベンガラは赤錆なのでこれ以上錆びてしまうことも色が変わってしまうこともないんだとか。
ここでは江戸時代から昭和中期までの200年もの間作られ続けていました。
日本で最古にして最長のベンガラ作りの地。
また新しい知識と興味の幅が広がりました(●´ω`●)