歴史好き女子の『おでかけ日和』

史跡や歴史的建造物、寺社仏閣をメインに旅している歴史好き系カメラ女子のブログです。はてなブログ2019.10.14~

砂の美術館 13期 砂で世界旅行 チェコ&スロバキア編

毎年冬に松葉ガニを買いに行くついでに行っているのですが、今年はどうなるか分からないので、行けるときに行っておこうと鳥取砂丘のそばにある砂の美術館にも行ってきました。

www.sand-museum.jp

毎年テーマや展示物が変わるし、見逃すと二度と見ることが出来ない作品ばかりなので、欠かさず訪れています。

何年か分はこのブログにも載せているので、興味のある方はカテゴリの『鳥取旅』から探してみてください。

鳥取旅 カテゴリーの記事一覧 - 歴史好き女子めぐるの『おでかけ日和』

 

 今年のテーマは世界旅行 チェコ&スロバキア編です。

例年なら4月頃~12月末頃までの展示期間ですが、コロナの影響で7月11日に開館したばかりです。終わりは来年の1月3日を予定しているそうなので、展示期間はいつもより短め。

状況によっては再び閉館したり、時間が短くなっていたりすると思うので、行かれる際は公式HPで確認してから行った方が良いと思います。

今のところは予約も必要なく、検温とマスク着用、手指消毒をすれば入ることができますが、開館時間は土曜日9:00~18:00、その他は9:00~16:00(最終入場は閉館の30分前)と短縮されているので、要注意です!!

 

さて、駐車場で早速砂像がお出迎えです。毎回これを見てわくわくしながら中に入るのです。

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これも毎年恒例。
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ここからがいつもとは少し違っていて、手指消毒やマスク着用の確認、そしていつもはチケットを買う所にサーモグラフィーが設置されており、1人1人検温しました。
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流石砂の美術館。マスク着用を促す展示も砂像です。

チケットはいつもならチケットを確認する場所で代表1人が行って買い、チケットを買ってからあとの人も合流して入るというスタイルでした。

 

展示室に入ると、早速チェコの町並みが。世界遺産の街チェスキークルムロフだそうです。
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中世から残るオレンジ色の屋根の家が建ち並び、『世界一美しい街』と言われているそうです。実際にある街なのですよね。行ってみたい…!!

毎回ここに来ると行きたい場所が増えていきます。笑

 

こちらも実際にある場所でボヘミアン・パラダイスを再現したものだそうです。
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風化の浸食によって独特の形に削られた奇岩の景勝地で、近くには14世紀頃に建てられたお城の跡もあるとか。勉強になります…。

 

『スピシュ城とモンゴルの襲来』とタイトル付けされたこの作品。

躍動感がすごいですよね!!
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スロバキア東部にある世界遺産の廃城、スピシュ城。13世紀頃に勢力を拡大していたモンゴル帝国から国を守るために造られた長城らしいです。

このお城は当時最強を誇っていたモンゴルとの戦いの場にはならなかったようですが、残念ながら後に火災で廃城になってしまたそうです。

 

『ヤーノシークの伝説』

正直、海外の伝説ってよく知らないんですよね。無知の知でございます…。

自分が無知であることはよく知っている…。

説明書きにはスロバキアの国民的英雄で、18世紀に実在した義賊と書かれていました。
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お金持ちから金品を奪い、貧しい人に分け与えるのが義賊と呼ばれた人たちで、その頭領がヤーノシークだそうです。

日本の鼠小僧みたいな感じかな?今でも地元では人気の英雄なんだとか。

 

『天文時計とセドレツ納骨堂』

この天文時計は私が実際に見てみたいものの一つです。チェコプラハ旧市街地にあります。
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周りの骸骨は天文時計のもの…ではなく、チェコいくつかある人骨を装飾に使用した教会の一つでセドレツ納骨堂の壁面装飾をモチーフとしているそうです。

 

ヤン・フスと火刑』

ヤン・フスは14世紀頃に活躍したチェコの宗教革命者で、教会のあり方を批判し、民衆に人気をはくしたそうです。
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しかし、その主張と人気が教会側に恐れられ、火刑に処せられてしまいました。
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結構忘れがちですが、これ、全て砂と水しか使われていないのですよね…。

1人1人の表情がこれほど違っていて、思わず生きているのかと思ってしまうクオリティー…。

 

『リブジェの予言』
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ぱっと見ミュシャの絵みたいだなぁと思っていたら、やはりチェコ出身のミュシャの作風を踏襲して造られたようです。

かつてチェコには予言能力を持つ賢くて美しいリブジェという女性がおり、治めていたそうです。彼女の予言により造られたのがプラハの城であり、プラハの街らしいです。

 

『ルドルフ2世とルネサンスの影響』
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ルドルフ2世といえばハプスブルク家出身、神聖ローマ帝国の皇帝ですね。これくらいなら世界史の知識で覚えています。

プラハルネサンスで芸術でも科学でも有名になったのは彼のおかげ。

 

プラハ城』
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一番奥のメインの作品にようやく辿り着きました。

世界で最も大きく古い城といわれているプラハ城。先ほど載せたリブジェの予言で建てられたと言われています。

近くで見ると、遠近感がすごくて、まるで自分もこの砂の世界に迷い込んだ錯覚を覚えさせられました。

 

プラハ錬金術
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錬金術といわれるとニコラス・フラメルや賢者の石をすぐに思い出してしまう『ハリー・ポッター』脳…。

先ほども載せた神聖ローマ帝国皇帝のルドルフ2世が錬金術に力を入れており、プラハで色々な研究がなされたのですよね。今でも旧市街に錬金術の研究所跡や地下道などが遺されているそうで、個人的にはとても気になっております。

この作品は上から見下ろす形で作られていて、本当に部屋のようになっています。

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よく見ると、壁に地下道とそこを走るネズミの姿が。笑

 

『ゴーレム伝説』
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ゴーレムはユダヤ教の古い伝承に登場してくるそうです。主人の命令だけを聞くという土人形で、暴走したため土に戻されたその土塊は今でもプラハユダヤ教の礼拝所の屋根裏部屋に眠っているとか眠っていないとか…。

 

中欧の野生動物』
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今にも動き出しそうな作品ですよね。

ヨーロッパといえばオオカミ、フクロウ、シカ、ウサギのイメージが強いのはやっぱり『ハリー・ポッター』の読み過ぎでしょうか…?笑

 

プラハ窓外放擲事件』
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プラハで実際度々起こっていた、窓から人を投げ落とすという奇異な事件らしいです。

カトリックによる弾圧に反発したプロテスタントの抗議活動だったそうですが、それにしても残酷…。

この事件自体は知らなかったのですが、なんと三十年戦争のきっかけにもなった事件だそうです。
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表情と動きがリアルすぎて、砂で造られている分かっていてもゾッとするものがあります…。


ぐるっとまわって天文時計の所まで戻ってきたので再び撮影。
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文字盤の辺りをアップで撮ってみると、どれだけ砂で精巧に表現されているか分かりますよね。

 

文学『フランツ・カフカ
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カフカチェコの人でしたっけ!?とここで知りました。この美術館では毎回砂の芸術を楽しむだけではなく、その国や地域のことについて勉強させてもらっています。

『変身』が有名ですよね。彼のシュールな世界観…嫌いじゃないです。

 

『民族復興運動の音楽家たち』
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チェコといえば国民音楽の父であるスメタナの『我が祖国』が有名ですよね。中でも音楽の授業で習った『モルダウ』はこの会場でもずっと流れていて、チェコといえばこの曲と思わさせられます。

それと、チェコのイメージがあまりありませんが、『新世界』で超有名なドヴォルザークチェコ出身だったのですね。

そして、クラシックは好きなのですが、3人目の方は存じ上げませんでした…ごめんなさい…ヤナーチェクという音楽家さんでオペラ『イエヌーファ』を作曲されたそうです。

 

ビロード革命と現代化』
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これは比較的最近の出来事ですよね。(と、言いつつ生まれる前ですが…)

この革命でチェコスロヴァキア社会主義は終わりを告げ、民主主義に生まれ変わるのですよね。血を流すことなく成し遂げたから『ビロード革命』。
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こんな風にデモを活性化して行った結果だそうです。1人1人が国をよくしたいという気持ち、大切にしたいですね。

 

屋内の展示ではラストの『ドラゴン伝説』。
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ヨーロッパといえばドラゴンの伝説ですよね。

チェコでは3つの頭を持つドラゴンを騎士が倒し、助けた娘と結ばれるという物語が有名だそうです。3つの頭のドラゴン…キングギドラ!?と一瞬頭を過ぎった私を許してください…。

 

一旦展示室を出て上の階へと向かいました。

ここからなら、展示室を一望することができます。
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気持ちはこの凄い作品立ちを独り占め。街を征服した様な気分にすらなります。

そういえば、この砂像を造っているときはこの美術館は閉館しているのですが、予約制でこの上の階から作品を製作している様子を見学するツアーとかあればとーーっても参加したいのですが、いかがでしょう?

この階にお土産もの売り場もあり、砂の美術館のグッズやテーマにしている国の物やグッズを買うことができます。

 

さて、砂像は屋内だけではありません。
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テントの下に外でも砂像が展示してあります。

こちらは『人形劇とマリオネット』。チェコの人形劇は世界無形文化遺産に登録されているそうで、プラハにはマリオネット専門店や専門劇場もあるそうです。

実はお土産物コーナーにもマリオネットが売ってあって、ピノキオを買おうかかなり悩みましたが、諦めました。

 

道沿いにはこんな可愛らしい砂像もたくさん。ここに載せているのはほんの一部です。
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植木鉢に造られているので、自分でもこれくらいの大きさなら造れそうな気がしますが、きっとおかしなことになるんだろうなぁ…。

 

例年なら外に大きな作品がもう1つか2つほどあるのですが、土台を造っている状態で放置されていました。
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これもコロナの影響でしょうか…?

でも、こうやって砂を固めて彫刻していくのだなぁと貴重な物が見られました。

 

もう一カ所少し小さめの枠に入れられて固められている砂が。
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これらは会期中に完成するのでしょうか?それとも来期に持ち越しなのでしょか?

気になります。

 

今回私が買ったお土産はこちら。

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このバイオリンと天文時計はマグネットです。ヨーロピアンなデザインが可愛すぎる!!!

それと、安定のマスキングテープ好きを発揮してマスキングテープ。

モグラのキャラクター、たまに見かけるのですが『クルテク』という名前でチェコのキャラクターだと初めて知りました。

それと、『アマールカ』という女の子のキャラクター。こちらは初めましてだったのですが、レトロな感じのイラストが可愛くてとても好みでした。

マステの柄は見えにくいと思うので気になる方は是非検索してみてください。

 

それからすなば珈琲の飲み物。
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甘めの珈琲味の物が好きな方にはぴったり。とっても美味しかったです。

すなば珈琲にも行きたかったですが、また時間のあるときに訪れようと思います。

鳥取は私の中では軽いドライブ範囲内。笑

京アニの放火事件から1年…アニメ『Free!』の聖地へ

もう1年…まだ1年…いろいろな考えがあると思いますが、1年が過ぎました。

昨年の今日、昼休みにスマホに流れた速報のテロップを忘れることはできません。

それに、私個人の話しですが、今もまだ使っている分厚い日記帳の最初が偶然にもこの日だったのです。だから、毎日日記を開くと事件のショックと、当時はまだどれだけの被害かが分からず、情報が錯綜した状態でもあり、無事を祈る言葉を書き殴るようにして綴ったものが自然と目に入ってきます。

 京アニ作品『Free!』との出会い

実は、私はそんなにアニメを沢山観る方ではなく、京都アニメーションさんの作品も唯一『Free!』はアニメも劇場版も全て観た作品です。

ブログでも何度か書いたことがありますが、この『Free!』がちょうど放送された年、鳥取から京都へ引っ越してしていて、鳥取が懐かしくて友達が恋しくて少々鳥取シックになっていました。

慣れない事も多いし、知り合いも少ないし…心が塞ぎかけていて夜もなかなか寝付けずグズグズとした日々を送っていました。

その日もいつまでも寝付けず、テレビを適当に付けてだらだらと観ていたら、突然懐かしい風景が飛び込んできたのです。そう、『Free!』のオープニングで毎週流れることになる浦富海岸の風景が。

他にも9号線沿いと思われる風力発電や見覚えのある風景がいくつかあって、ボーッと観ていたにもかかわらず、その再現度が高くてすぐに気づきました。

そこから食い入るようにそのアニメを観て…ちょうどそれが初回だったこともあり、毎週決まったものを決まった時間に観ることすらあまりしないので、ドラマもすぐ見忘れて話しが分からなくなって離脱してしまう私が毎週その時間にはテレビの前で『Free!』を観ていました。

気付けばそれが楽しみになっていて、自分もチャレンジしてみようと前向きになれて、前進する勇気と元気をもらいました。

 

そこからアニメが終わっても主人公達が東京に行ってもずっとずっと大好きな作品です。

登場人物達もみんな格好良くて可愛くて、絵の雰囲気も好きですし。

だから、この作品のキャラクターデザインを担当され、私に勇気をくれたキャラクターたちの生みの親である西屋太志さんもこの事件で亡くなられたと聞いたときは本気で犯人を恨みましたし、ショックと怒りと悲しみの気持ちをどこに持って行って良いのか分かりませんでした。

鳥取市内に到着

車を飛ばして(私は今回は後部座席で悠々自適でした 笑)鳥取市内に到着です。
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市内と言っても鳥取市中心部と大学や空港のちょうど間辺りです。

ここに『Free!』ファンには是非注目していただきたい標識がありまして…。

よく見てください。左折の標識、京都と岩美が並んでいるんです。

京アニのある京都と『Free!』で主人公達が住む岩鳶のモデルになった岩美が並ぶ標識なんて他では見られないのではないでしょうか。

車で行かれた際は是非チェックしてみてください。

岩美に来たらイカを食べる!!

Free!』のドラマCDを聴かれたことのある方ならご存じだと思いますが、岩美はイカが名物。

イカつかみ天国なんてドラマCDでやっていましたよね。笑

鳥取の岩美に着いてそうそう、ちょうどお昼時だったこともあり浦富海岸島めぐり遊覧船船乗り場内にある『あじろや』でお昼をいただきました。

www.iwamikanko.org

ここで有名なイカスミカレーとイカ丼と悩み…イカスミカレーは以前食べたことがあったので今回はイカ丼にしてみました。

カウンター席に案内されたので、待っている間カウンターに設置されている海・船についての雑学を読んでしばし楽しみました。

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これ、読んでいるとかなり楽しいので食べるのそっちのけでカウンターを巡って全部読みたくなってしまいます!!笑

 

さて、注文していたイカ丼がきました。

ドーーーーン!!!(シャレじゃないですよ 笑)
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イカイカイカでまさにイカ天国!!

イカのお刺身とイカの天ぷらがたーーっぷり乗っていました。久しぶりにこんなにイカをたらふく食べた気がします。イカのお刺身も天ぷらも大好きなので大満足でした。

 

このまま遊覧船にも乗っちゃう!?と思ったのですが、人が多くて待ち時間もかかりそうだったので、今回は諦めました。

興味のある方は以前乗ったことがあるので、そちらのブログ記事を見てみてください。

kurohirame.hatenadiary.com

いざ、『Free!』の聖地、田後港

やってきました。主人公の遙と幼なじみの真琴が住んでいる場所のモデルとなった田後港です。

車を停めさせたもらった目の前にイカ釣り漁船が。
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港だなー、いいなー。

ここに来ると自分も学生時代を過ごしたもので、その時の気分に戻ってしまいます。

私は岩美ではないのですが、夏になると海水浴でよく浦富海岸や東浜に遊びに来ていました。

 

そんな軽やかな気分で第一展望台へ。
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学生の頃はこの港にこんなステキな場所があるとは知りませんでした。

Free!のおかげで知ることができた思いがけない場所。本当にありがとう。

 

第一展望台から見た景色はこんな感じ。

すぐ下に祠のようなものがあり、その神社の鳥居が見えます。
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この鳥居があるところのフェンスで主人公達がお祭りの日に語り合っているシーンがあったりします。いいなぁ、青春だなぁ…。

同行者は初めて来た様で、港と外海の間にあるテトラポットなどが天橋立みたいと感動していました。

 

登場人物達が集まっておしゃべりしていたのはこちらの第二展望台。
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私も座ってみました。彼らが見た景色はこんな感じかな?

 

第二展望台からいい感じに景色を撮るとこんな感じ。
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もっと広角のレンズを持って行けば港も綺麗に全部入れられたのになぁ…と前も思っていた気がするのにまた忘れました…。

でも、天気が最高だったのでとてもステキな景色が広がっていました。

 

第二展望台から更に奥へ。
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少し行ったら行き止まりなのですが、そこからの景色も好きです。それに、こちらの方にも好きな景色がありまして。

 

展望台の方に背を向けると、そこにあるのは透明感のあるエメラルドグリーンの海。
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ここに行くには結構険しそうな道なき道を行くか船で行くか…プライベートビーチのようでときめきます。

頭に浮かぶのは何故か『紅の豚』のアジト。

赤い飛行機が停まっていたら完璧ですね。笑

 

鳴き声に反応して海の方を見てみると、トンビが気持ちよさそうに風に乗って飛んでいました。
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Free!』にもよく出てくるトンビ。見れば見るほどよく再現されているなぁと感動を覚えます。

 

野生のオニユリも咲いていました。
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良いシーズンですね。

 

さて、主人公たちの家の真上辺りにあたるのでしょうか?神社にもやって来ました。
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ここからも港がばっちり見えます。

本当にいい天気だぁ。こういう日の海は最高ですね!!
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狛犬好きでもあるので、つい撮ってしまいました。今は新しい狛犬に席を譲って隅に寄せられている古い方の狛犬さんたち。
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本殿もチラ撮り。
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港の高いところに神社って昔からこの辺りの漁師さんを見守ってきたのかなぁ…と地元に愛し愛されてきた感じがしてとても好きです。

 

主人公達の家がある辺りから。
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改めて、こんなアニメのシーンにぴったりな雰囲気の場所が鳥取にあったとは…見つける人も凄いですね!!

 

階段を下りて振り返り、遙たちの家の方に向かって。
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以前来たときに(多分2回目か3回目の時)にアニメのシーンに合わせた写真を沢山撮ったので今回は撮影少なめでした。

その分自分目線の動画を撮って楽しんでいました。

今回は、あくまで昨年の惨劇に対する鎮魂の想いを込めての聖地巡礼でした。あの現場からは遠く離れているけれど、海に向かって手を合わせました。

 

絵付きのマンホールを見ると撮りたくなる病なので、岩美のマンホール写真も。
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やっぱり岩美は海岸線の美しさと海沿いにずらっと植えられている松ですよね。

マンホールでその地域の名物や観光名所が分かるので好きです。

 

Free!-Eternal Summer-』の時だったと思うのですが、主人公達が夜空を眺めていた場所。
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テトラポットが凄かったです。

この後、浦富海岸の方にも向かったのですが、コロナウイルスの影響で海水浴客の密集を避けるためか駐車場にロープが張られて入れないようになっていたので断念しました。

そんなわけで聖地巡礼は今回ここだけ。折角なのでここからは初めて聖地巡礼したとき、まだブログはやっていなかった頃の写真をいくつか載せてみようと思います。

Free!聖地巡礼-過去編-

私が初めて『Free!』の聖地巡礼をしたのは、1期の放送があった2013年の冬のことでした。日付は12月13日。主要人物の怜の誕生日前日だったのでよく覚えています。

もう7年も前のことなのですね。つまりこのアニメもちょうど7年前に初回が放送…月日の経つのは早いですね。

その時は電車で来ていたので岩美駅から出発しました。

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古いスマホクオリティだから最近の写真とは全然違った撮れ方に。

 

アニメの中で皆がよく利用していた駅のホームもばっちり撮影していました。

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渚と怜が電車を待っていた待合室。

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鳥取の電車は基本的に便が少ないから必然的に待ち時間が長く、待合室は必須なのです。よく駅に行ったらギリギリ間に合わず、そのまま30分待ちとかやらかしていました。笑

田舎では時刻表は念入りに確認して行動しましょう…。

 

岩美の観光協会にも遊びに行きました。

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岩鳶高校の水泳部メンバーが灯台で遊んでいたサイコロがありました。

思わずコロコロ…。

 

大きなイワトビちゃんにも会えました!!

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クリスマス前だったからクリスマスバージョン。笑

立体で見るとよりシュール。笑

 

岩鳶メンバーが学校帰りに寄っていたコンビニ。

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彼らは夏だったのでアイスを買っていましたが、私は寒い時期だったので肉まんを食べて生き返ったのをよく覚えています。

 

そして、今日行けなかった浦富海岸の荒砂神社。

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この辺り、当時は聖地巡礼の人やコスプレイヤーが多くて、人が入らないように撮ったらこれが精一杯だった覚えがある。笑

アニメの中でよく出てくる場所。

 

オープニングや遙たちの登下校シーンなど、しょっちゅう出てくる浦富海岸

f:id:kurohirame:20200718193001j:plain ここの絵を見て、私はすぐ鳥取だと気がつきました。なぜなら夏だけと言わずよく遊びに来ていたから。笑

 

最後に、これは聖地巡礼で行ったものではないですが、友達と海水浴で遊びに行った時にたまたま撮影していた東浜の洞窟。

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岩鳶水泳部が無人島で合宿した際に洞窟を泳ぐシーンがあるのですが、そのモデルがここらしいです。

まさかの岩鳶メンバーより先にここで泳いでいた!!笑

実は一緒に行っていた友達を写していたのですが、写真の右の方をトリミングしたらうまい具合に洞窟だけの写真にできたので最後に載せておきます。

 

改めて、京アニが作り出してくれた『Free!』という作品、何年経っても好きだなぁと実感したと共に、あの悲惨な事件で亡くなられた方に…合掌。

あなた達が作ってくれた作品を見て、私は今も前を向いて生きていられています。あなた達が作ってきたものはそうやって人の心を動かせる偉大なもの。本当に日本の誇りです。ありがとう。

こんなところに神社跡?種松山山頂公園

世の中は新型コロナウイルス感染が再び拡大中のなか、Go To キャンペーンの話題でもちきりですね。

東京以外で来週から始まるそうですが、本当に大丈夫なのでしょうか…?

私は喘息持ちでもあるので、Go To キャンペーンは魅力的ではありますが、もうしばらくは近場の旅だけで遠出は控えようと思います。

 

そんななか、友人からとある場所に何故か鳥居があるという話しを聞き、久しぶりの平日休みでしかも気持ちの良い快晴だった今日、お出かけしてみました。

 山の中にひっそりと…種松山山頂公園

 その鳥居は岡山県倉敷市の山の中にある公園にあると聞き、山道をのろのろと車で走ってやっとこさ到着しました。

同じ山にある種松山西公園には何度か行ったことがあるのですが、こちらは初めてです。

 

木で出来ているのかモチーフが木なのか…立派な滑り台がありました。こういう雰囲気の遊具好きです。f:id:kurohirame:20200717160313j:image

平日の真っ昼間で、そもそも子どもだけでは遊びに来られないような場所だからか、もともと遊びに来る人は少ないのか…滑り台どころかここには人っ子一人いませんでした。

 

どうやって遊ぶんだろう…?な遊具っぽいものや…。
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キノコのモチーフの休憩所も。
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デザインは可愛いのに、山の中だからか、利用している人がいないからか、かなり汚れていて残念…。

さて、今回私は遊具で遊びに来た訳ではないのです!!鳥居はどこに…?と山の中を1人歩いて探しました。

山の中で発見!!種松皿神社跡 

 友人からの情報を頼りに足を進めると、見えてきました。石を積んだ人工物が。
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これは…神社の前によくある灯籠や狛犬が乗っていたと思われる台座かな?

 

こちらは拝殿や本殿跡でしょうか?
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よく見ると祠の様なものがあり、ヘタレなうえに想像力だけは豊かな私にこれ以上近づく勇気はありませんでした。

そう、ヘタレなのです…。しかもこの前映画館で『千と千尋の神隠し』を観たばかりなのです…。

1人で山の中…神社跡…。神隠しとか起こりそうではありませんか…!!

 

石垣にはこの石垣を造ったときのことでしょうか?文字が刻まれていました。
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しかし、目の前に木が建っていてこれ以上近づけず、よく読めませんでした。

これは決して私がヘタレだからではありませんよ!?笑

 

そして…見つけました!!友達が言っていた鳥居!!
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ところで、友達はなぜこんな所に来て鳥居を見つけたのでしょう…?本人曰く、暇だったからドライブをしていたら公園の看板を見つけて立ち寄って散策していたら見つけたとのことです。

ここでもヘタレを発揮して、鳥居をくぐる勇気はありませんでしたが、家に帰ってネットで調べてみると、この鳥居に『種松皿神社』と書かれているそうです。

ここでやっとこの神社の名前が分かりました。しかし、いつどんな理由でここに建てられたのか、いつなくなったのかは謎のままです…。

目の前に木がなければ山の上ということもあって見渡しは最高でしょうね。天空の鳥居みたいな。

 

かなり長く石垣が続いていて、とても立派な神社だった事がうかがえました。
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結構綺麗な石垣ですが、これもいつ造られたのでしょう…?

友達に教えられて興味本位で行ってみたものの、謎は謎のままな『種松皿神社』でした。


ちなみに…後でこの神社跡や鳥居のことを調べるためにネットで検索していて分かったのですが…この公園のトイレが有名な心霊スポットだったそうで…。
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トイレ行かなくて良かったーーー!!写真…も撮ってない!!よし!!と最後までヘタレな私でした。